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マイホームの新築時に気をつけておきたい注意点

給排水について 

「ベランダ・バルコニーに水栓は不要」

ベランダとバルコニーはどこが違うのかと質問されることがたまにあります。

一般的にベランダもバルコニーも建物本体から張り出した床上利用空間のことで、屋根の有るのがベランダで屋根が無いのがバルコニーと言われています。
(ベランダは1階においても使われることはありますが、その場合は屋根付きテラスとか屋根付きデッキなどと呼ばれることの方が多いと思います。ちなみにテラスは地面から少し盛り上げた位置、デッキは室内床面近くまでかさ上げした位置のものと言われています。)

まあ、このように言われてはいますが、屋根が半分しか掛かっていない場合やオーニングのような簡易的な屋根の場合はどちらで表現されてもおかしくはないし、屋根が無いのに図面ではベランダと書かれている場合も多々ありますので、実際の建築関係者でさえ両者をあまり区別せずに使っているのが実情かもしれません。とにかく呼び方よりも図面優先ということであまり厳格に区別する必要もないかと思います。

さて、そのベランダやバルコーですが、一般戸建て住宅ではどちらも主に2階または3階部分に設置されます。
そしてどちらも主に洗濯物や布団干し場として利用されています。(日本ではそこに椅子やテーブルを持ち出してコーヒータイムを過ごすなどの使われ方はほとんどありませんから)
まあ、そういう使われ方なら水栓なんかは要らないということで、水栓の設置に関しては設計打ち合わせの際のチェック項目にも入っていない事が多く、ひょとして話題にも上らないかも知れません。
経験豊富な設計者なら過去にそういう要望が合ったのを思い出して、「ベランダ・バルコニーには水栓は要りませんね」という確認ぐらいはするかもしれませんが・・・・
さて、本当に水栓は不要なのでしょうか。

次のような水栓の利用は考えられませんか。

  1. 2階(又は3階)の拭き掃除等でバケツに水を汲んだり流したりすることはありませんか?
    ベランダ掃除
  2. ベランダやバルコニーの床や壁、窓などの掃除で水を散布したいことはありませんか?
    ベランダ散水
  3. 花などを飾る植栽スペースとして利用(水があると便利)することはありませんか?
    ベランダ水やり


どうでしょうか。
当然必要のないご家庭も多いかと思いますが、水栓を後から増設するとなるととても大変です。
建築中になって急に追加するとなっても構造的な問題でうまく処理できない場合もあります。水道管を隠蔽配管できずに露出配管せざるを得なかったケースもあります。
使い方によっては(ペット洗いなどで)水だけではなく温水も必要になることだって考えられます。
いざとなったら室内からホースで持ってくれば良いと思っても、キッチン、トイレや洗面所の水栓ではホース接続できるような形状のものは少ないはずです。
先にも述べましたが、設計段階の打ち合わせでは取り上げられる事がないかもしれませんので、予め検討されておかれることをおすすめしたいと思います。



2階のベランダに水栓がない場合、掃除などで散水が必要になれば1階の立水栓からホースで持ってくるしかありません。
当然ロングサイズのホースが必要になりますし、手元止水機能は必須です。
水圧を高めるために蛇口を大きく緩めますから接続金具付近からも水漏れにもしっかり備える必要があります。


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