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マイホームの新築時に気をつけておきたい注意点

設計、間取りについて 

「夫婦は主寝室で一緒に寝る」

夫婦は主寝室で一緒に寝る1

平均的な核家族の間取りといえば、「主寝室×1+子供部屋×2+LDK+トイレ+浴室+脱衣洗面」というところでしょう。
これは建売住宅の広告に掲載されている間取りを見てもすぐわかります。

注文住宅においても、これと同じような部屋数を要望されることが多いのは当然です。子供はそれぞれ独立した部屋を与えられますが夫婦は二人で一室ということです。

ところが、時々「夫婦もそれぞれ独立した部屋にして欲しい」と言われることがあります。比率にしては1割から2割くらいなものでしょうか、その多くは熟年夫婦ですが、最近は若い方もそうご希望になる方が増えてきています。

そういう注文をいただいても、わざわざその理由をお尋ねることもしないのですが、こちらが質問せずともはじめから夫婦別室の理由を説明されるかたが多いのです。
「夫婦は主寝室で一緒に寝る」のが当たり前とされているのに、それに反する要求をすると、「夫婦仲が悪いと思われるのでは」「変わった夫婦だと思わるのでは」という心配がそうさせるのかもしれません。

そんなとき私は、「最近は、夫婦別室のご要望も多いのですよ。実は我が家もそうですから・・」とお答えしていますが、そうお話すると、「やっぱりそうなんだ」と、なんとなくホッとされるようです。

さて、夫婦別室にしたいという理由をまとめると以下のようになります。

●就寝、起床時間にずれがあるので睡眠の妨げになる。
●冷暖房の快適温度帯が違う。
●相手のいびきがうるさい。
●相手の目覚まし時計で起こされてしまう。
●互いに自分好みのインテリアにしたい。
●相手の匂い(化粧、加齢臭等)が気になる。
●とにかくプライベートな空間が欲しい。
夫婦は主寝室で一緒に寝る2

新婚当初の「常に一緒にいたい、いるのが当然だ」というラブリーな感覚が時を経るに従って徐々に薄れて行くことは間違いないでしょうから、上記のような理由によって夫婦別室の要求がましていくのも十分理解できますね。

夫婦は主寝室で一緒に寝る4
一方、そういう理由があることは理解できるものの、それでもなお「夫婦は一緒に寝るべきだ」という専門家の意見もあります。
「恋人とか夫婦のロマンチックな感覚というものは生物学的にほんの数年といった短い時間しか持続しない。それ以降は、互いに幸せを持続させる努力をしないといけない。時間や空間を共有することはその点で大いなる助けになる」というものです。

なるほど、それも一理あります。空間と時間を共有する場を寝室に求めるのか、あるいはそれ以外の場所に求めて寝室は別々にするか、さてどちらが幸せになれるのでしょう。

付け加えますが、熟年を過ぎて老年にさしかかると、夫婦が一緒に寝る理由が少し増えてきます。老年になるに従って一人寝の孤独感が増すことと、体の異常や急病などによる相手の異変に対応しやすいことなどがその理由となります。心臓発作や脳梗塞など命に関わる異変に気づいてやれるかどうかは大事なことですからね。

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もしそんな間取りが可能であれば、「若いときは一緒に、その後は別々に、老いてからはまた一緒に寝ることができるような寝室」がベストなのかもしれません。

夫婦は主寝室で一緒に寝る01

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寝室を完全に分けるのではなく、ベッド間の距離をとったり、明るさやエアコンの流れを調節したりするために、パーティションなどを設ける方法もあります。
既設住宅でも可能ですが、新築時でも将来のことを想定して準備しておくのも良いでしょう。



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