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マイホームの新築時に気をつけておきたい注意点

基礎について 

「基礎のヒビは欠陥」

説明図

最近の住宅の基礎はほとんどが鉄筋コンクリート造で出来ています。昔は鉄筋の入っていないものやコンクリートブロック造などもちらほら見かけたものですが、今は布基礎或いはベタ基礎の鉄筋コンクリート造以外はお目にかかる事がなくなりました。

ところが、この基礎のコンクリート部分にヒビが入ることがあり、それが強度面の不安をあおり、重大な欠陥ではないかと心配される方が結構いらっしゃいます。
実は、この基礎コンクリート部分のヒビ、ほとんど問題のないケースの方が多いのです。

良く見られる基礎のヒビの殆どは、コンクリートにはつきのものの(打設したコンクリートが乾燥する段階で収縮することにより発生する)収縮亀裂であって、一般的には髪の毛ほどの太さであることからヘアークラックとも呼ばれています。このヘアークラックが部分的に発生している程度であれば、すぐに欠陥住宅だと心配して大騒ぎする必要はありません。

養生中の基礎
もちろん、収縮亀裂にしても、有るよりも無いほうがいいわけですので、施工業者もできるだけそういうものが発生し難いように管理するのは当然なのですが、これをゼロにするというのは実際はなかなか難しいというのが現実です。

ではどの程度のものが収縮亀裂かというと

◎普通の紙(コピー用紙程度)が差し込めないくらいの細いヒビ割れ
◎縦方向のヒビで、長さは基礎の高さ全体まではいかずに途中で終わっている。


つまり、基礎高の途中までで終わっている紙の差し込めない程度の細いヒビはほとんど収縮亀裂だと思います。こんな程度のものなら一軒に10ヶ所あるかないかだと思いますから、気にする必要はありません。
補修する必要もないと思います。

では問題にしないといけないのはどういう物かというと

◎水平方向にはいるヒビ
◎基礎の高さ一杯に同じ太さで走っているヒビ
◎ヒビの隙間から中が見えるようなヒビ
◎異常に数が多いヘアークラック(1m当たり3ヶ所以上とか)


こういうものは構造亀裂といって、原因は地盤強度の不足、荷重集中あるいはそれに耐えられないという基礎設計上のミス、必要なコンクリート強度がでていないという施工上のミス等が考えられますので、しっかりとした調査をして原因を探り必要な対策を取る必要があります。

コンクリート基礎のヒビについて


ただ最近は、このヘアークラックのようなものを利用していたずらに居住者の不安をあおりメインテナンス工事を受注しようとする業者も増えてきました。
ある日業者が訪問セールスに来て「床下に湿気があり白蟻の恐れがあるので防蟻処理をして換気扇をつけたほうが良い」とか、「床に潜ったら基礎がヒビ割れていて構造上危険だから基礎の補修工事をしたほうが良い」などと不安を煽るような事を言ったりするようですが、そこで指摘されるヒビというのはほとんどが収縮亀裂の場合が多いので、不要な工事に大金を費やすことのないよう充分ご注意いただきたく思います。



コンクリートのひび割れ補修材というものもあります。ただ単にヒビを塞いでそこからの雨水等の侵入を防止するタイプと接着剤の役割をもたせて強度的にも補修するタイプがあります。
もちろんどうせなら後者の方が良いのですが、価格的には高くなります。飛び込みセールスのメインテナンス業者の中には前者の安価な製品を使って何十万もの請求をするところもあります。


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