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マイホームの新築時に気をつけておきたい注意点

設計、間取りについて 

「収納は多ければ多いほど良い」

説明図

住宅の間取りの提案を受けたり、自分で間取りを考えたり、家づくりの要ともいえる平面プランの検討の際に良く言われるのがこの「収納は多ければ多いほど良い」。

施主サイドからは「できるだけ収納を多くして下さい」との依頼も多いし、
業者サイドからも「収納を充分にとったゆとりある間取りを提案します」と設計アピール。
「住宅を新築する際に重要視するポイントを上げて下さい」というアンケートを行えば必ず上位にランキングされるという この「収納」。

しかし、本当に収納はそんなに大事なのでしょうか。

確かに住宅を建てようと考える方が今住んでいる場所といえば、やはり賃貸アパートやマンションが多いはずです。そして、そういう所は、限られた床面積で出きる限り多くの居室をとる設計(つまり2DKよりも3DK)を優先しますので、必然的に収納面積の少ない間取りとなってしまいます。となれば、これから新築する我が家は「絶対に余裕のある収納をとるぞ」という意気込みで臨まれるのはよく分かります。

不必要に広い収納
しかし、だからといって必要以上に収納を多くするのは考えものです。

その理由は

◎ 新築の場合でも、限られた予算で限られた床面積の中で計画するわけですから、収納を多くした分だけ他の面積が犠牲になるわけです。8畳のスペースを確保した個室に2畳の収納をとれば6畳しか有効スペースがとれないということです。

◎ 収納スペースがあればあるほど、収納物は多くなります。つまり、ものを捨てずに取り敢えず押し込んでおくという生活スタイルになってしまい易いのです。
大きな収納ほど整理整頓がしづらいものです。限られたスペースなら必要なものと不必要なものを分別し、必要なものだけを整理して収納しておくようになります。
不必要なものは捨てるわけです。

実際、家の建て替えや住み替えなどでこれまで何度も既設住宅の解体に立ち会ったことがありますが、収納スペースの充分だったご家庭ほど捨てるゴミが多く残っていて驚きました。

解体現場に残る収納内のゴミ


本来、収納スペースは必要なものをストックして置く場所であってゴミ置き場では無いはずで、必要なものを運び去ったあとの解体前現場内の収納内部は空になっていないといけないわけです。
収納スペースが過剰にあったせいで、取り敢えずは置いておいたけれど結局は使わずに不用ゴミとして処分せざるを得なくなったケースですね。
使わない物の為に貴重な床面積をとられて本来もっと広く使えるはずの空間を活用できなかったばかりか、ゴミの処分代も余計(解体時の家庭ごみ処分は産業廃棄物として余分な費用がかかります)に負担したことになります。

住宅の床面積は、広ければ広いほど建築費もかかり、固定資産税も増えるものです。

収納スペースというものを(勿論狭くてはいけませんが)必要以上に重要視するのは考えものだというお話でした。



できるだけ床面積を取らずに収納量を増やそうと思えば垂直方向に効率よく収納するのが一番です。
最近は吊り下げ型の収納アイテムも普及してきましたので、そういうものを活用するのも良いでしょう。
また、そういうアイテムを利用するなら初めからそのつもりで収納空間を設計して置くべきだと思います。一般的な衣類ハンガーと奥行き30センチの吊り下げラックを使う場合ではハンバーパイプの位置も異なるはずですので。


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