1970年代以降の車にはほとんど見られなくなったのが、この三角窓。
初代カローラにはついていましたが、2代目からはなくなりました。
三角窓の機能としては車外から空気を取り入れて室内を循環させる役目と同時に雨天の場合でも雨が入りにくいように角度設定できる事。
これがないと真夏の雨の日などはどうしようもなかったアイテムですが、カークーラーの普及とともにいつの間にはなくなっていたような気がします。
カークーラーという呼び名は現在では使わずに、カーエアコンと呼んでいますが、最初の頃はカーヒーターとカークーラーが別々に存在していました。カーヒーターはほとんどの車についていましたが(エンジンの熱を取り入れればいいだけなので簡単)カークーラーは高級車から徐々にオプション採用され始めてあっという間に普及しました。
当時のタクシーにはこれみよがしに「冷房車」のステッカーが貼られていましたね。
タクシー待ちをしているときでも、冷房車でなければパスして次が来るまで待っていたものです。
あ、そうそう、この三角窓、タバコの煙を外に出す時には大変役にたちました。
あの窓の隙間からタバコの先をちょいと出してポンポン・・・とね。