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懐かしい昭和の思い出箱

生活用品 

汚れを落とす実感が湧いた洗濯板

あの国民ドラマの主人公「おしん」が奉公先から出奔する当日、雪降る中を川で洗濯させられていた時に使っていたのが、この写真のような「洗濯板」だっとと思います。
その映像が頭に焼き付いてはいるのですが、本当にその記憶が正しいのかどうかは分かりません。とにかく洗濯機以前はたらいと洗濯板が洗濯作業の定番だったことだけは確かです。

洗濯機が登場したあとでも、汚れの酷いものはまず洗濯板で洗ってから洗濯機に放りこむようにしていたので、昭和の40年代まではどこの家にも有ったのではないでしょうか。
学校のクラブ活動で汚れたユニフォームなんかを自分で洗濯するときなど、あの洗濯板の上で固形洗濯石鹸をぬりこんでゴシゴシやった記憶があります。
こんなにゴシゴシやったら布が痛むんじゃないかと心配しながら洗うほどだったし、泡がどんどん汚れてくるのがわかりましたから、触覚的にも視覚的にも、かなり汚れ落ちが実感できる道具でした。

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写真:MieMu 三重県総合博物館

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