最近の車のフロントグリルには車種ごとの特徴がなくなり、同一メーカーの車はほとんど同じようなデザインになってきています。
トヨタ車の鼻ツンやガマ口デザインが好例ですが、マツダの「魂動デザイン」はその最たるものと言えます。
まあ、いろいろ理由はあるのでしょうからその是非については言及しませんが、昭和の車はフロントグリルにその車種毎の特徴をもたせていました。
なかでも、私が好きだったのはこのコスモLの縦格子を基調としたフロントグリル。実に上品で精悍なイメージが大人のムードを醸し出していました。
驚くのは、このころの国産車の車幅が狭いこと。このコスモの車幅は1,685ミリ。現行のデミオの車幅が1,695ミリですから、幅だけで言えばなんとデミオより小さいのです。