昔の自転車には前面パイプ中央部にL型の金具部分があって、そこに照明ランプを取り付けていました。そして一番手軽で人気があったのはこの角形自転車用ランプだったのではないでしょうか。
これは単一電池を二つ使っていますので結構明るいランプでした。
そしてなによりもそのまま引っ掛け部分から取り外して懐中電灯にもなりましたので、夜間に用事があって出かける時などは大変便利なものでした。
ただし、簡単に取り外せるために盗難に遭いやすいうえに、単一乾電池もそれなりの値段がしましたし今ほど長持ちしなかったので、次第にタイヤに接触させて発電させるダイナモとセットになったランプが主流になりました。
しかし、この頃は(金属製だから仕方がないのですが)ケースの防水性能が低かったのと、電池の液漏れも多かったので、しばらく使わないでいるとすぐに内部が赤サビでいっぱいになっていましたね。