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懐かしい昭和の思い出箱

生活用品 

子供でも駆除ができたネズミ捕り

子供の時、夜中になにやら「パタンパタン」と大きな物音がするので目を覚ますと、大人たちが「部屋の中にネズミが出た」と言いながら棒で叩きだしているところでした。
まあ、部屋の中をウロウロされていては叩きだすのもやむを得ませんが、天井裏をネズミがカサコソと歩きまわっている音を聞くなんぞは日常茶飯事でした。

そんなネズミを駆除するのに活躍したのが毒薬である「ネコイラズ」とこの「ネズミ捕り」です。殺鼠剤ネコイラズは食べたネズミが見えない場所で死んでいると却って衛生的によくないだろうと言う話もあり、どちらかと言うとこちらのネズミ捕りの方がよく使われたのではないでしょうか。

金網で出来た箱の奥の方に餌を吊るしておいて中に入ったネズミがその餌を食べるとバネの力で蓋が閉まって出られなくなるという代物ですが、通り道となる場所選びと餌の選定さえ間違えなければ、子供でも簡単に捕獲することができましたので、私も遊び感覚でよく仕掛けたものです。捕獲したらそのまま池の中に沈めて窒息死させてからポイするわけで事後処理も簡単でしたね。
窒息死というのは動物愛護法違反になるのかどうか分かりませんが、最近はネズミそのものを見かけなくなりましたので、そんな野蛮なことをやらずに済んでいるのは有り難いことです。

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写真:豊田市近代の産業とくらし発見館

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