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懐かしい昭和の思い出箱

娯楽用品 

見るだけで楽しかったジュークボックス

携帯端末で音楽のストリーミング配信を楽しむのが当たり前になった現在から見れば、「なんだこれは」という事になるかと思いますが、あの頃は音楽を楽しむといえばレコードを聞くぐらいですから、自分で曲を選んで聞くことができるジュークボックスは大変魅力的でした。

ジュークボックスとは、コインを投入口に入れて好きな曲のボタンを押すと、内部にセットされているレコードをピックアップして自動演奏してくれる器械のことで、喫茶店やボーリング場や旅館などの宿泊施設等によく置かれていました。
なかには、内部でレコードを選んで針を載せて演奏して終わるとまた元の所に戻す経過を一部始終見せてくれるものもあって、見るだけでもとても楽しいものでした。

今のストリーミング配信のように自分だけでコソコソと聞くわけでなく、周囲の人に無理やり自分が聞きたい曲を聞かせるわけですから、聞きたくない人にとっては迷惑な道具だったかもしれません。しかし、そうでない人にとっては「人のお金で音楽を楽しむことができる」わけですから、非常に有り難い道具でもありました。

久保田早紀の「異邦人」が流行りだした時にスキー場の宿で何回も繰り返し聞いて覚えようとした記憶が蘇りましたが、周囲の人には迷惑だったかも知れませんね。

見るだけで楽しかったジュークボックス

和倉昭和博物館とおもちゃ館

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