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懐かしい昭和の思い出箱

娯楽用品 

燃えやすかったセルロイド製品

青い目をしたお人形はアメリカ生まれのセルロイド〜

という童謡でお馴染みのセルロイドは昭和初期から中期におけるプラスチックの代名詞と言っても良いほど一般的なものでしたが、今ではあんまり見かけなくなりましたね。今でも使われているのはピンポン玉ぐらいでしょうか。

成形加工が簡単なのか、製品としても軽くて仕上がりがキレイで、確かに人形なんかであれば見栄えがしたものですが、復元性があまりなくて、遊んでいる最中にちょっと強く押そうものならペコンとへっこんで戻らなくなったり、熱に弱いのでストープの近くに置いたらシュワーッと縮んてしまって人形の頭が半分お化けみたいになっちゃったりと、あんまり耐久性は高くないプラスチックでもありました。

それに、非常に燃えやすい材料でもありましたね。
セルロイド製品を細かく切って金属製の鉛筆キャップの中に入れて、出口を少しつぶして火で炙ってやると中のセルロイドが燃焼してロケットのように飛んで行くので、結構いい遊び道具にもなっていました。今ではこんな危険な遊びは許されませんか、昔は危ないことも平気でやっていたなあと思います。

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写真:和倉昭和博物館とおもちゃ館

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