子供の頃によく母親が使っていた「くけ台」
あの丸い頭のところにいっぱい針が差してあって、あの洗濯ばさみみたいなやつに縫物の一端を留めてチクチクとやっていたような気がします。
使うときは、台が倒れないように、下側の平板部分を座布団の下に差し込んで、その上に正座して使うのですが、一度座布団を使わずにそのまま平板の上に正座したことがあります。
なぜ、そんなことをしたかと言うと、時代劇の拷問シーンに三角台の上に正座するというものがあり、むこうずねがどれだけ痛いのかを確かめたくなったのです。
あれの上に正座して、友達に少しずつ思い荷物を膝上に乗せさせたわけですが、さすがに痛かった記憶があります。
というわけで、くけ台にはあまり良い印象はないのですが、今思えば馬鹿な遊びをしていたものです。