床屋さんの道具といえば、クシとハサミとこのバリカンですね。
あのクシとハサミさばきはとても素人に真似のできるものだはありませんでしたが、バリカンはどうにかこうにか素人でも使うことができたので、散髪代を少しでも切り詰めたい家庭ではバリカンを購入して、男の子はそれで坊主頭にさせられてたものです。
アタッチメントを替えて切る長さを調整できたので、まずは一番長めの設定で挑戦します。ところが、素人でもできるとは言ってもそこは商売人とは違いますから出来栄えは大きく違います。どうしても、例の「虎刈り」という仕上げにならざるを得ません。
虎刈りではあまりみっともないので、そこをなんとかしようと、もう一つ短めの設定にして再度挑戦します。ところが先ほどとそんなに腕が変わるわけでなし、またまた虎刈りに。そんなことを繰り返してついには一番短いテルテル坊主が出来上がるということになります。
床屋さんに行った子と家でバリカンの犠牲になった子では頭の光具合に差がでました。