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懐かしい昭和の思い出箱

生活用品 

脱脂粉乳を入れたミルク缶

今でも牛乳を飲むとお腹がいたくなりますが、学校給食で飲まされた(飲んだではなく、飲まされた)脱脂粉乳には本当に参りました。
とにかく、まずい。温かいうちはまだ飲めるが、冷めてくるととても飲めたものではありませんでした。 罰ゲームでもあるまいし、どうしてこんなまずい物をのまなくちゃいけないんだとは思いながらも、当時は給食を残そうものなら小学校の低学年であろうが平気で先生にビンタされる時代でもありましたので、配膳されると同時に無理やり飲み込んだ記憶があります。
そして何度も何度もお腹が痛くなってトイレに駆け込みましたから、今なら、児童虐待だといってもおかしくありませんよね。

この写真は、そんな天敵ともいえる「脱脂粉乳」が入れられていた配膳用のミルク缶です。《坊主憎けりゃ袈裟まで憎い》の例え通り、このミルク缶はみるだけで私を憂鬱にしてくれます。
ほら、給食用の食器というよりも、家畜用の食器というに相応しいスタイルではありませんか。
というより、脱脂粉乳自体が家畜用の飼料だったという話もありますので、まさにそれに相応しいスタイルだったというべきかもしれませんが。

ちなみに、今市販されているスキムミルクも脱脂粉乳といわれたりもしていますが、あの給食で飲まされた脱脂粉乳とは似て非なるものです。

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写真:刈谷市郷土資料館

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