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懐かしい昭和の思い出箱

娯楽用品 

すぐに壊したゴム動力工作飛行機

この工作用飛行機は、なんども作ってはすぐに壊したものです。
比較的安価で手に入りやすかったのと、プラモデルと違って作った後に飛ばすという楽しみがあったので、こどもにとっては良いおもちゃでした。

まあ、作るのに多少コツが入りますが、なにせゴム動力ですので、そこそこの距離は飛んでくれます。勿論最初から思い切りゴムを巻いて飛ばすなどという無謀なことはせず、出来上がったらまずゴムを巻かずにグライダーのようにして飛ばします。
そこで、飛行姿勢の安定性を確かめ、具合が悪ければ少し翼の位置を調整したりして手直しをして、それからゴム動力を利用するというわけです。

上手く風に乗れば100mくらいは軽く飛びますから、ちょっとした広場ぐらいだとすぐに林の中やら、川の中、知らない人の家の庭などの飛び込んでしまいます。
そうすると必ずどこかが壊れるわけですね。
壊れたところをまた接着剤や糸や紙で修理してまた飛ばす。そしてまた飛び込む、そんなことを繰り返していると、その日の内にだいたい修理不能なまでに破損してしまいます。まあ、飾っておいて楽しむものでなし、そんなに大切には扱いませんでした。

上手な子は上空で旋回して思わぬ方向に飛んでいかないように細工していたようですが、私はどちらかと言うと遠くへ飛ばしたい方でしたし、手先がそれほど器用でなかったのか、自分の飛行機が旋回して飛んでいる記憶は残念ながらありません。

すぐに壊したゴム動力飛行機

和倉昭和博物館とおもちゃ館

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