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懐かしい昭和の思い出箱

生活用品 

ちゃぶ台の上にはハエ取り紙

最近は室内にハエが飛んでいる光景はほとんど見られなくなりましたが、昔は当たり前のごとくハエが乱舞していました。ですからこのハエ取り紙やハエたたきなどは各家庭の必需品だったのではないでしょうか。

我が家ではちゃぶ台の上にこのハエ取り紙が吊り下がっていたので、見上げればハエの死骸がいっぱいくっついた景色を見ながら食事をしていたことになります。
今考えれば精神衛生上まことによろしくないと思うのですが、できるだけ食べ物のすぐ近くで捕獲する為と、あの粘着剤が髪の毛などにくっつかない為には、最適な場所だったのかもしれません。(あれにくっついた髪の毛は切るしかありませんでした)

いずれにしても食事時にまわりにハエが飛び回っていてもそんなに気にならなかったので、ハエの死骸満載のハエ取り紙ごときもそんなに目障りではなかったのでしょう。

このハエ取り紙、家庭だけでなく食堂でも駄菓子屋さんでも病院でも、どこの天井にもぶら下がっていたものですが、網戸付きアルミサッシや水洗トイレの普及などで昭和40年代になって一気に減少して行ったような気がします。
今でも販売されているようなのですが、懐かしいからといって又使ってみようとは思いません。

ちゃぶ台の上にはハエ取り紙

写真:和倉昭和博物館とおもちゃ館

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