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懐かしい昭和の思い出箱

生活用品 

眠くなるほど気持ちが良かった床屋椅子

これは私だけのことかもしれませんが、小さいときに行った床屋さんの椅子の気持ち良さは今だに忘れられません。
とにかくゆったりしている上になんといっても肘掛けまで付いているんですから。

そのころ子供が座ることができる椅子といえば、教室の椅子か家の勉強机についている椅子ぐらいで、どちらも座れれば良い程度のものでしたから、座っていて気持ちか良いなどと言える代物ではありませんでした。
ですから、ゆったり(大人用ですから当たり前ですが)してて肘掛けの付いている床屋さんの椅子に座ると、なんだか急に偉くなったような気がしたものです。

もっとも、頭を刈られることはあんまり好きではありませんでしたし髪の毛が落ちてくるので座った途端に目をつぶってしまうわけで、気持ちのよい椅子に座って目をつぶるのですから、すぐに眠りに落ちてしまうのでした。
まあ、頭がコックリすると時々床屋さんに起こされましたので、そんなに熟睡はできなかったと思いますが、とにかく大好きな椅子ではありました。

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写真:氷見昭和館

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