今の子供にこれを見せても「コレなに?」ということになると思いますが、現在はほとんどがチューブタイプになってしまったにも関わらず「歯磨き粉」と呼ばれている物の原型がこれだと聞けば「なるほど」とうなずくことでしょう。
(もっとも、大きくライオン歯磨と印刷してあるので字の読める子供はピンとくるでしょうが)
我が家では最初は塩で歯磨きをしていました。
その後にこんな歯磨き粉に変わったのですが、やたらと泡が立つぐらいでそんなに便利なものだとは思いませんでした。(塩のほうが味が好きでしたので)
歯ブラシをすこし湿らせてから粉をつけるわけですが、(子供のことですから)水を多めに付け過ぎると粉に水が残るので時どき叱られたりしました。
この後、イチゴ味やバナナ味の「ライオンこどもハミガキ」なんてのが出てくると、もう塩には戻れなくなりました。もっとも、この子供用ハミガキは、美味しいので必要上に速くなくなる、という親の財布にとっては有りがたくない一面も有りましたが、子どもたちに歯磨きの習慣をつけるにはかなり寄与したのではないでしょうか。
そういえば、一般的な粉歯磨きを見かけなくなってからも、タバコ用のものは粉状のものがものが幅を利かせていました。今でもあるようですが、なぜでしょうね?