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懐かしい昭和の思い出箱

娯楽用品 

製品にバラツキがあった鋳物製コマ

正月の遊びといえば、女の子は羽根つき、男の子はコマ回しと決まっていたものですが、このコマというオモチャは日本だけでなく世界中にいろいろな種類があるのだそうです。でも、私が子供の頃に遊んでいたのはこの鉄製のコマでしたね。
このコマに巻いた紐の一端を握ってブ〜ンと放り投げて回すのですが、これはなかなかコツが有って、上手な子と下手な子が極端に分かれていました。空中に飛んだコマを瓶の蓋などの金属製の受け皿に受けて、そのコマが回っている間に鬼ごっこをしたりして遊んだものです。
しかし、このコマ、多分殆どは鋳物製であったと思いますが、製品にかなりのバラツキがありました。表面がゴツゴツした見るからに鋳物というやつの他にキレイに旋盤で削られたようなものもありましたが、あれも鋳物から削ったものなんでしょうね。
どちらにしても、購入した直後のものでも、出来の良い奴と悪い奴では回り方もかなりの差がありましたから、必然買うときには慎重にならざるを得ません。
それでも不良なものを掴まされた時には、あの凹んだところにロウを流しこんだりして調整した記憶が有ります。重心が内によってくるので回転軸がブレなくなるんでしょうか? 理由はよく分かりませんでしたが、とにかくそんな風に自分なりにコマを鍛える事も遊びのうちだったような気がします。

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和倉昭和博物館とおもちゃ館

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