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懐かしい昭和の思い出箱

生活用品 

おもしろかった屑屋さんの竿秤(さおばかり)

最近は各自治体でリサイクル廃棄物の回収が進められているのでほとんど見かけなくなった屑屋さん。
私の子供の頃には、自転車やリヤカーで各地区を回って不要になった新聞紙や金属類を買い取ってくれる屑屋さんがいました。
無料回収ではなく本当に買い取ってくれるわけです。もちろんそんなに良い値がつくわけではありませんが、捨てるのは勿体無いので、結構利用していた人は多かったと思います。

需要と供給のバランスが取れていたのでしょうね。今でも軽トラでゴミの無料回収をしていたり、自治体のリサイクル用のゴミ捨て場から無断で持ち去る業者もいるようですから、それなりの需要はあるはずです。あのリサイクル法をもう少しなんとかすれば、また屑屋さんも復活するのではないでしょうか。

さて、その当時の屑屋さんが持ち込まれた新聞紙などの重さを図っていたのがこの竿秤。
持ち手をずらしたり、分銅の大きさや位置を変えることでおおよそ正確に測定できましたし、バネばかりなどと比べれば軽くて小さいので、屑屋さんも使いやすかったのだと思います。
子供にとっても、支点、力点、作用点というテコの原理を感覚的に体験できる格好の教材だっと思います。

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写真:MieMu 三重県総合博物館

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