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懐かしい昭和の思い出箱

生活用品 

雷が鳴ったら逃げ込んだ蚊帳

雷が鳴ったらおへそを隠して蚊帳に逃げ込むというのが当時の常識。
それが本当に世間一般の常識だったのかは知りませんが、とにかく蚊帳に逃げ込んでいたのは事実です。

蚊帳は寝る前に吊るのですから、日中に遠くでゴロゴロと鳴り始めると慌てて蚊帳を吊り始めるわけです。 なんとも面倒くさい話ですが、ついでに布団も敷いてその中に潜り込めば本当に安心できました。

「落雷に蚊帳」、これについての科学的な根拠はどこあったのか定かではありません。万一落雷があっても蚊帳を伝って電気が流れるから中の人は安全だとか、そもそも蚊帳の中は壁から離れていることになるので壁を伝ってながれる電気の被害をうけない、というような話は聞いたことがあります。

というか、あの頃は2階建ての住宅も珍しくほとんどは平屋の木造家屋でしたから、そんな家に落雷するような事自体が本当に稀だったわけで、落雷に対する蚊帳の有効性を実証する機会なんかは皆無だったと思うのですが。

雷が鳴ったら逃げ込んだ蚊帳

写真:MieMu 三重県総合博物館

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