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荷物固定用シートフック

車に荷物を載せる場合、その大きさや種類によって、どこにどうやって載せるかが決まります。
大きな荷物は当然バックドアを開けてラゲージルームに入れます。
置いただけで安定していればそのままですが、しっかり固定したければラゲージフックに伸縮ロープを使って固定します。
手提げカバンやアタッシュケースなどは後部座席のフロアマット上に置きます。斜めに立て掛けて置くだけで走行中にガタガタすることはありません。
しかし、載せる頻度が高いビニール袋などの買い物袋の置き場には困っていました。
特にコンビニで買った弁当を入れた袋とかファーストフードの持ち帰り袋とか、手に下げた状態が一番安定していて床においたら形が崩れてしまうような荷物のことです。 こういう荷物は、もし助手席に同乗者がいたら、その人にしっかり持っていてもらいたいような物ですね。
ドライブスルーで買った牛丼をどうやって運ぶか

そんな手提げ袋の固定用に、シートフックという物があります。
シートのヘッドレストステーに引っ掛けてそのフック部分に荷物を吊り下げるというものです。
100均にも売っているので以前から使ってはいました。しかし、そのフックに吊り下げているだけでは運転中には当然フラフラ揺れ動くわけで全く安定感はありませんでした。
例えば、牛丼屋さんのドライブスルーで牛丼を3つ買ったとします。これをどうやって持って帰るかというのが難題なのです。運転席で受け取ってすぐに発車しないと行けないのですから、当然助手席に置くことになりますが、置いただけでは不安定でカーブやブレーキをかけたりした場合は傾いて汁が溢れたりする可能性があります。
そこで、わたしは助手席シートに袋を載せて（大きな声では云えませんが）左手で袋の上部を持ちながら片手運転をしていたわけです。
これはいけません、下手すると安全義務違反ということで罰金を払う羽目になりかねませんし、そうでなくても事故リスクをいたずらに高める不安全行動です。
それならば、牛丼をどうやって運ぶか。やはり、人間が持つように、荷物の重さは底面でしっかり受けて上部だけをすこし吊りあげ気味に支えるという安定した固定方法を探さざるをえませんでした。
長さ調整できるシートフック発見

そして見つけたのが、長さ調整できる（つまり保持高さを調整できる）シートフックです。
わたしが購入したのはナポレックスのFizz-963という製品です。

高さ調整可能シートフック
基本的にはフックが2段になった構造ですが

構造は簡単ですが、大変使い勝手がよくてびっくりしました。なんといっても助手席に置く手提げ袋のほぼすべての大きさに対応できる寸法調整代の設定が見事です。
基本的にはヘッドレストステーからベルトで吊下型2段のフックを利用する形なのですが、そのフックの高さを調整できるようにベルトがバックル式になっています。

フックの高さはベルトのバックルで調整
更にループ状ベルトでもう少し下まで

さらにフック部分からループ状のベルトが下がっておりこれを袋の把手部分をくぐらせてフックに引っ掛けることによって背の低い荷物まで対応できるようになっているのです。 この製品を利用することになって、牛丼持ち帰り問題は見事に解決しました。
更に背の低い荷物にはループベルトの先端を利用

上記の使用方法で大方の高さの荷物は助手席に置いて固定できるのですが、実は、ベルトを思い切り伸ばしてルーブベルトで下段フックに吊り下げるようにしても、まだ底面が宙に浮いてしまうような背の低い荷物もあるのです。コンビニで弁当一人前買ったような場合にそうなります。
こんなときには、本来の使い方と違うかもしれませんが、ループベルトの先端部分にビニール袋の把手を引っ掛けることで解決します。

先端に引っ掛けてるだけ

はじめはこんな使い方は思いも寄らなかったわけですが、ある時ふと試したら実に良くフィットするのでびっくりしました。
そして、この方法のほうがフックに引っ掛けたりループベルトを使ったりするよりも力が要らなくて簡単なのです。ループの先端金具（樹脂？）を袋の持ち手部分に引っ掛けて上部のベルトを調整するだけですから慣れるとあっという間に固定できます。
引っ掛けられない紙袋だけの包装では

このシートフックを使い始めてからは、勿論、荷物を左手で抑えながらの片手運転は必要なくなりました。
しかし、〇〇ドナルドのような紙袋だけで渡してくれるようなお店だと、引っ掛ける事自体が出来ないわけですから致し方ありません。やはり助手席のフロアにそのまま置くより仕方ないのでしょうか。
まあ、私は紙袋だけで渡されるようなファーストフードショップは利用しないから良いのですが、紙袋どころかビニールの手提げ袋も無くしてしまえという声が一部に出始めているようで心配です。自分であらかじめ袋を用意していけばよいのでしょうが、省資源とかエコとかの名のもとに客に商品を裸で渡すような失礼な商習慣が定着しないように祈りたいものです。