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インプレッサスポーツで楽しむのんびりカーライフ

便利な機能あれこれ

フロント、サイド、リアカメラを一台のモニタで切り替え表示

フロントカメラとサイドカメラを取り付けてからもうすぐ1年が過ぎますが、 これらのカメラの取り付け経緯については以下の各項目をご参照下さい。

それぞれのカメラを約1年間使ってきての感想は・・・

フロントカメラ:狭い路地から広い道路に出るときに少しは役に立つが、日常的に使うものではないので、あまり有り難みを感じない。そもそもモニタ映像では正面はハッキリ映るものの安全確認に必要な左右映像は小さく歪んでいるのであまり頼りにならない。役に立つのは前面駐車時のバンバー位置確認ぐらいであること。

サイドカメラ:これは左に幅寄せしたいときに役にたちます。縁石にタイヤがすらないようにギリギリに寄せることができるので大変便利です。
ただ、これまではトグルスイッチで切り替えて更にカーオーディオ画面をAUXに切り替える必要があったので、実際に運転しているとこのモタモタ感(実際は2~3秒の遅れ)が気にいりませんでした。更にカーオーディオで音楽を聴いているときはここで一旦中断することになりますので、これも少し気になっていました。
カーオーディオ画面を使わずに切り替えようと
これらのことから、サイドカメラはカーオーディオの画面を使わずにフロントカメラ用のモニタを利用して切り替えて見ることができないかと考えました。

ついでに、最近バックカメラの具合悪いことから、リアカメラをもう一つ追加して、この3台のカメラを1つのモニタで切り替えて見ることができないかと思ったわけです。

そう思い立ったのは良いのですが、素人の悲しさ、なかなか良い配線方法が浮かんで来ませんでした。
あれこれ考えて、やっとまとまったのが下の配線系統図です。

3つのカメラ配線図

これをみてお分かりのように、結局トグルスイッチをもう一つモニタの横に追加する方法を取りました。
そのモニタ横トグルSWで、このカメラシステム全体のON-OFFを、以前設置したセンターコンソール横のトグルSWで3つのカメラへの通電切り替えです。
使用するモニタは中華製によくある入力ケーブルの先端が3つのプラブに分かれているタイプで、赤が電源、黄色が常時ビデオ入力、白色が優先ビデオ入力となっています。それを利用して白色プラグに2分配ケーブルを接続し、そこにサイドカメラとリアカメラからのビデオケーブルを接続しました。
これで常時はフロントカメラが、サイドカメラに電気が流れるとサイドの映像が優先され、リアに流れればそちらが優先されることになります。
モニタ横トグルSWは一つ端子が余りますので、(そんなに必要性はないのですが)運転席下のアンビエントライトのON-OFFに使います。
5インチモニタの固定
以前は空DIN内のモニタ固定は突っ張り棒を利用して簡易的に行っていたのですが、今回モニタ横にトグルスイッチをつけることになるので突っ張り棒を利用できません。
そこでモニタの固定方法をあれこれ考えて見たのですが、やはり何らかのバネをモニタ背面につけて押し込んで固定するのが一番簡単だろうと思い、都合の良さそうなバネを百均に探しに出かけました。そして見つけたのがこの台所で使うスポンジ固定金具。

スポンジ固定金具 100均セリアで購入した金具

ステンレスで錆びにくい上にかなりバネ性が強いので上手く寸法さえ合致すれば使えるだろうと思ったのです。これをモニタ背面の取り付けアダプタを加工してエポキシ系接着剤で固定したのがこの写真。

モニタ固定金具として活用

空DIN部分に差し込んだらかなり硬かったのですが、何度も変形を加えてなんとか押し込むことができました。
モニタ横のトグルスイッチの取り付け
トグルスイッチは専用のスイッチパネルを空DIN側面にビス止めし、それに固定しました。
ビス止めは写真のように枠ごと外した状態で位置決めしたあと、外側から下穴を開けて、内側からビス止めするという手順で行いました。

スイッチパネルを空DIN側面にビス止め スイッチパネルを空DIN側面にビス止め

スイッチパネルは小さいのでモニタ横にかなり隙間ができて中の配線が見えてしまうので、黒スポンジを押し込んで隙間ふさぎにしたら、ちょっと見では気にならなくなりました。
どうしても気になるようなら黒いプラ板を加工してスイッチパネルに貼り付けようと思っていたのですが、これで一手間減りました。

モニタ横の隙間は黒いスポンジで 黒いスポンジで隙間隠し


リアカメラの取り付け位置と配線

多少の不具合があるとはいえバックカメラが一応は使えるので、このリアカメラはドライブ中にも後方確認ができる補助的なカメラとして考えています。
取り付け位置は、初めは天井パネルを固定しているクリップを外してそこにマグネットを取り付けてあったので(この点については別項参照)そこにするつもりだったのですが、実際に取り付けて映像をみるとやはりガラス面から遠すぎました。
そこで背面ガラスになるべく近くなるようにバックドアの上部内張りに直接貼り付けることにしました。

リアカメラの取り付け位置 なるべくガラスに近い所となるとこの場所が最適


ここだと当然バックドアの開閉時に配線が伸び縮みすることになるため、予め長めにして垂れさせておくことにしました。まあ、多少は不格好ですが、(荷物の出し入れ時はバックドアが開き配線は邪魔にならないので)私はそんなに気になりません。

リアカメラの取り付け位置 バックドアを閉めると配線が垂れ下がる


カメラの配線はDピラーを浮かせてその中をくぐらせることができました。このDピラーを外すのはさぞや大変だろうと思って以前リア用のドラレコを取り付けた時はピラーの表面に露出させて配線していたのですが、今回は固定しているビスを1本外して手前に引っ張ったら少し隙間ができたのでそこにドラレコの配線も一緒に押し込むことができました。

カメラの配線はDピラーを浮かせて
カメラの配線はDピラーを浮かせて2


その後はウェザーストリップ内から、後部シート横のプラカバーを浮かせて中に入れ、後部シートの下に押し込み中央のフロア凸部まで持ってきます。

後部シート横のプラカバー 後部座先横のプラカバーは引っ張れば剥がれる


そこからフロアカーペットの下をくぐって助手席下の配線溜まりまで配線しました。助手席下にはセンターコンソールBOX内から持ってきた3連の電源ソケットがあるので、どうしても其の付近が配線溜まりになります。

助手席下の配線溜まり 助手席下の配線溜まり


助手席下の配線溜まり2 マジックテープですっきり固定


助手席下から空DIN部分までは助手席フロアカーペットの下からグローブボックスの横壁を伝って行いました。
トグルスイッチ2つで所定に動作になることを確認
このシステムはトグルスイッチを2つ使うのでなんだか面倒くさそうですが、モニタ横のスイッチは基本的にこのシステムのON-OFF切り替えだけが目的です。必要のないときにはカメラもモニタもOFFにしておくためのもので、アンビエントライトは単なるおまけです。

トグルスイッチ スイッチを左に倒すとカメラとモニタがON


モニタがオンになっていれば、センターコンソール部分のトグルスイッチで3つのカメラを切り替えます。

トグルスイッチ


実際に各カメラを切り替えて映像を確認したらそれなりに写っていましたので、とりあえずこれで満足です。 (上から順にフロント、サイド、リアの映像です)
フロントカメラ映像
サイドカメラ映像
リアカメラ映像




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