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インプレッサスポーツで楽しむのんびりカーライフ

便利な機能あれこれ

電動パーキングブレーキ

従来のサイドブレーキの代わりにスイッチのON-OFFでパーキングブレーキをかけることができるのが、この「電動パーキングブレーキ」です。
HONDAのヴェゼルを試乗したときに初めてこの機能(ヴェゼルはそれに加えてホールド機能もついていたので更に使い勝手は良かったのですが)を知り、すっかり気に入ってしまいました。
単純に、「サイドブレーキを引くという動作がスイッチを引くという動作に変わるだけ」かと思われるかもしれませんが、実はそれだけではないのです。 とにかく一度使い始めたら、この機能なしの車には乗りたくないほど快適なものですので、その良さを一つずつご紹介しましょう。
インプレッサの電動パーキングブレーキ
坂道発進や渋滞時に便利なヒルホールド機能
まず第一に、電動パーキングブレーキを利用したヒルホールド機能。
これは上り坂でブレーキを踏んで停車したとき一秒後に自動的にパーキングブレーキが作動するという機能です。そうなればもうブレーキペダルを踏まなくても車は動きません。その後ゆっくりとアクセルを踏んでやればパーキングブレーキは自動的に解除されて車が動き出すという仕組みです。

これまで坂道の渋滞時に発進や停止を繰り返していたとき、特に停止時間が長いときには、次のような動作を繰り返していました。

  • ブレーキペダルを踏んで停車
  • シフトレバーをPレンジに入れる
  • サイドブレーキを引く(ブレーキペダルから足を外す)
  • サイドブレーキを解除(ブレーキペダルを踏む)
  • シフトレバーをDレンジに入れる
  • アクセルペダルを踏んで発進

合計5つの動作を繰り返していたのが、このヒルホールド機能を使うと次のようになります。

  • ブレーキペダルを踏んで停車(1秒経過後にブレーキペダルから足を外す)
  • アクセルペダルを踏んで発進

この二つの動作だけで済むことになります。
これは坂道でヒルホールド機能を使った場合ですが、平坦な道の場合も自動作動の代わりに手動で作動してやれば良いだけですので、以下の3つの動作で済むわけです。

  • ブレーキペダルを踏んで停車
  • 電動パーキングブレーキのスイッチON(追突の危険がないのを確認してブレーキペダルから足を外す)
  • アクセルペダルを踏んで発進

(ヴェゼル試乗時に気になったホールド機能というのは、ホールドスイッチを予めONにしておけばブレーキペダルを踏んで停止すると自動的に電動パーキングブレーキがかかるという機能なので、平坦な場所でも2動作で済むという代物です。インプサッサにはこのホールド機能はついていませんが使用頻度を考えればヒルホールド機能があれば充分だと思います)
確実なブレーキ力
これまでのサイドブレーキは腕力の弱い人や、その時の引き加減に依って最大のブレーキ力が発揮できない場合がありました。 自分でも、平坦地でちょっとした駐車ならいい加減に引いたり、勾配の急な坂道では思い切り引っ張ってブレーキ確認したりと、知らず知らずに引き加減を調整していた気がします。
しかし、この電動パーキングブレーキはスイッチのON-OFFだけですから、ONにさえしておけばいつでも最大限のブレーキ力を発揮してくれるのです。
優秀な非常ブレーキとして
従来のサイドブレーキも、主たるフットブレーキに何らかの異常があり制動不能になった場合は、それを引いてやることで非常ブレーキの役目を果たすこともできました。 ただし、速度にあわせた引き加減の調整が難しかったり、腕力がない人はなかなか静止させるまでの力が出せなかったりと、とっさの場合の非常ブレーキとして問題点があった事も事実です。

しかし、この電動パーキングブレーキはスイッチを引き続けてやることで適正なブレーキ力を発揮して静止できるような仕組みになっていますので、誰にでも簡単に非常ブレーキがかけられます。 助手席側からでも簡単に操作できますので、万一運転手が急に意識を失ったりした場合にも、ハンドルを支えつつスイッチを引いてやることで安全に停止できるというわけです。




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