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インプレッサスポーツで楽しむのんびりカーライフ

ドライブレコーダー

車内外同時録画ドラレコ AKY-D7

最近の「あおり運転」報道でドライブレコーダーの需要がますます高まって来ています。
そういう風潮に刺激されたのと、私が使っていたドラレコ(ユピテルDRY-AS350GS)の調子が最近今ひとつ良くないので、そろそろ替えることにしました。
なにが悪いかというと、まずは時計合わせしても毎日初期化されてしまうこと。取説には週に一回ぐらいは時刻合わせするように書いてあるのですが、流石に毎日時刻合わせする訳にも行かず、最近は時刻が狂ったままで運転していました。まあ、事故時の映像に間違った時刻が写っていたところでそんなに問題は無いだろうという気持ちでした。
もう一つ、このところ録音品質が急に落ちてきたことです。音が途切れたりピーピー音が入ったり、録画再生した時に聞きづらくて仕方ありません。これも事故時映像には特に触りはなかろうと我慢していたのですが、このドラレコも購入してから3年以上使っているので、そろそろお役御免にしてあげても良い時期でした。

というわけで、新しいドライブレコーダーを物色しだしたわけです。
最近はコムテック、ケンウッド、ユピテルといった国産メーカーの他に中華製ドラレコも多数販売されているので、どれが良いのか本当に迷ってしまうのですが、以前中華ドラレコで酷い目にあった事があるので、やはり使い慣れた国産ユピテル製から選ぶことにしました。
時計合わせをしなくても良いGPS内蔵は絶対に外せない条件として、これまでの(配線済みの)電源コードがそのまま使える「DRY-ST3100P」にほぼ決定したわけです。 
実は、「前後カメラ」や「Wi-Fi」機能にも少し心を動かされていたのですが、当然価格も高くなるし、後方映像録画なら(故障や買い替えを考えると)一体型よりも独立単体型の方がよかろうと思い、Wi-Fiはアイサイトに悪影響を及ぼさないかと心配にもなり、それらは諦めたというわけです。

ということで、Amazonでポチッとショッピングカートまでは入れたのですが、最後になって注文ボタンを押すのを一瞬ためらってしまったのは、あの「常磐道あおり運転殴られ映像」のせいでした。
まさか、あんな目に自分が遭うとは思えませんが、似たようなシチュエーションに遭わないとも限りません。「やはり車内も写っていたほうが良いのでは」とカートから削除して、改めて検討範囲を広げることとなりました。

そして、車内外同時録画タイプに的を絞って検討した結果、やっと購入して取り付けたのが、「AKEEYO AKY-D7」という中華製ドライブレコーダーです。
また懲りずに中華製か、と思わるかも知れませんが、あのときは5,000円以下の本当の安物ドラレコ、今度の商品は1万円以上の高級品???。 それにカメラが二つ付いて車内映像も同時に撮れるしWi-Fiも付いているということで、レビューの高評価を頼りに清水の舞台から飛び降りたというわけです。
まあ価格も価格だしダメでも諦めがつく程度で購入したわけですが、これがなんと大当たり。なかなかの掘り出し物でした。
では、なにがそんなに良かったのかを順次説明して参りましょう。
画面が大きくて見やすいのに視界を邪魔しない
まずは、画面が大きくてとても見やすいこと。
前のDRY-AS350GSは1.5インチ TFT液晶だったのが、このAKY-D7は3インチOLED液晶ですから、画面の面積でいえば4倍ぐらいになっていますし、液晶が有機ELですから流石にきれいなのです。
もちろん、画面サイズが大きい分本体サイズも当然大きくなっていますし可動型カメラが2台搭載されているので、設置した際に視界を邪魔されないかと心配していたのですが、添付写真のように、思った以上にスッキリと収まっています。

ドラレコ AKY-D7取り付け状態 視界の遮蔽感は今までよりも少ない


これは本体を吊り下げるのではなく取付台を介してそのままフロントガラスに貼り付ける構造のため、極力上に寄せて取り付けることができたおかげです。
そして、この位置であれば本体は全てアイサイトのカメラから出っ張ることはありません。

ドラレコ AKY-D7とアイサイトカメラとの関係 ドラレコ本体はアイサイトのカメラより後ろ


本体を直接貼り付けるのでは無いため、取付台から右方向にスライドしてやれば簡単に外すこともできます。
また、取付台も大きめの透明シートを一旦ガラスに貼り付けてからそのシートに両面テープで貼り付ける仕様になっていて剥がすときにも跡が残りません。

ドラレコ AKY-D7とアイサイトカメラとの関係2 外から見ても大きさはそれほど感じない

タッチパネルでの操作性が秀逸
これは購入時にはあまり気にしていなかったポイントですが、基本設定や操作は全てタッチパネルで行うようになっています。これがまた快適なんですね。
これまでの機種は物理ボタンによるものだったので、運転中に片手で操作するなんてことはできませんでした。勿論運転中に操作する必要はあまり無いのですが、良い景色或いは面白い場面での手動記録時などはやはり瞬間的にボタンを押すわけで、そうすると吊り下げ式の本体まで角度が微妙にズレてしまうのです。
物理ボタンはある程度の力を加えなくてはいけませんが、タッチパネルは本当に軽く触れるだけで反応してくれます。
そもそも物理ボタンでの操作はメニューがどうしても複雑になり、ある程度慣れないと使いこなすのが難しいものです。
その点、タッチパネルはユーザーインターフェースに優れたメニュー作りが簡単にできるので大変使いやすくなります。これはスマートフォンの操作を全部物理ボタンで行うことを考えれば容易に想像がつくと思います。
大きな画面、綺麗な液晶、そしてこのタッチパネルのおかげで正にスマホライクな操作性を実現しています。

ドラレコ AKY-D7の液晶画面


分かりやすい日本語取扱説明書
実は、中華製ということで取扱説明書にはあまり期待をしていませんでした。
これまでも色々な中華製ガジェットを購入しており、日本語説明書付属と書かれていてもほとんどまともなものがなかったからです。
小さな文字で概要しか載っていないもの、日本語として意味が通じない翻訳文、説明図と説明文が食い違っているもの等々、これが取扱説明書かと疑われるものがほとんどでした。
この点は国産メーカー品はとても優れています、全てを読むのが大変なほど至れり尽くせりですから。
しかし、この製品の取扱説明書は国産メーカー品と同等と思えるほどの出来に仕上がっています。見易さといい内容といい、一通り目を通せば大体の操作が理解できました。

ドラレコ AKY-D7の取扱説明書 よく出来た取扱説明書


その上、この製品はマイクロUSB端子で給電しますから、いちいち車に乗ってシガーソケットに接続しなくても、スマホ等で日常的に使っている充電コードを接続するだけで起動します。つまり机上で操作練習も基本設定も出来てしまうので、最初に取説を見ながら30分程度触っているだけで覚えてしまえるわけです。(そのためのUSBコードも同梱されていおりとても親切)
WiFiで録画映像をスマホにダウンロード
AKY-D7には一つだけ物理ボタンがあります。これは画面の右側面にある「電源/WIFI」ボタンです。基本的に電源は車のオン・オフに連動しているので、Wi-Fiのオン・オフ用と考えてもよいでしょう。
ドラレコ起動中にこのWIFIボタンを押すと、スマートフォンとWi-Fiで繋がります。万一事故に遭った場合とか、自分で手動記録した映像を見たい場合はこの操作によってスマートフォンの画面で見ることができます。
なおかつ、その映像をスマートフォンにダウンロードもできます。
私はドラレコの録画単位を1分に設定していますので、一つのファイルは78MB程度になり、そのダウンロードに1分ぐらいかかります。
でも、事故現場で警察官を交えてドラレコ映像を確認するような場合に、これはとても便利ですね。一度スマートフォンにダウンロードしてしまえばメールでも送れますしYou Tubeにもアップできます。

ドラレコも国産メーカーにこだわる時代は終わったのか
まだ取り替えたばかりですので、耐久性については判りませんが、これで3年くらい持ってくれれば耐久性についても合格といえます。
今の所、アイサイトにも悪影響がでていないようですし、ここまでくればもう国産メーカーにこだわる必要が無くなったようにも思えます。同じ機能の製品を国産品で手に入れようとすると2倍から3倍の出費は覚悟しなければなりません。
確かに中華製は粗悪品も数多く出回っています。しかし、最近のスマートフォンやタブレットなどについては、国産品はもう中国、台湾、韓国製品に太刀打ちできなくなってきました。
ドライブレコーダーもそれと同じような状態になったということでしょう。





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