「着の身着のまま」というわけにも
「山中に遭難して着の身着のままで一週間」と言う事なら仕方ありませんが、災害後の生活とはいえある程度快適に過ごしたいのであれば、洗濯をしたいと思うのは当然です。とはいえ、電気も水道もストップした状態で通常どおりに洗濯をするわけにもいきません。では、いつ頃からどの程度の事が可能なのかそして、どんな方法が効果的なのかを考えて見ましょう。
災害後の洗濯が困難な状況ついては
以下の3段階のケースが考えられます
この状態での洗濯は無理なので、以下の点が重要です。
風呂の残り湯や給湯器のタンク内などにある程度の雑水がストックされていて、少しは洗濯に回せる水がある場合でも、非常に貴重な水ですので、次のような点に注意して手洗い洗濯をするようにしましょう。
ちなみに手洗い洗濯の使用水量は洗濯物1Kg当たり10L程度と言われています。
洗濯機が使えるようになったとしても、一般的な全自動洗濯機の標準使用水量は5kgで100Lくらいです。ということは一回洗濯するために18Lのポリ缶で給水車との間を6往復しないといけない訳ですから、やはり通常とは違う工夫や割り切りも必要ですね。
18Lポリ缶2杯分の水で済ませる非常時用節水洗濯として、以下の方法もお試し下さい。(あくまでも非常時の場合ということで)
ポリ缶1杯分の水で済ませたい超節水方法として、上記の洗濯時に洗剤を用いず、洗濯後にすすぎをせずにそのまま脱水、というシナリオもありますが。
本サイトの災害写真の出展は「消防科学総合センターの災害写真データベース」によるものです