庭に穴を掘って処理する方法?
とりあえず3日間は自宅で処理できたとしても、その後避難所の汚い共同トイレを使わざるを得ないとなると、上下水道の復旧想定期間2ヶ月は大変長く感じられます。小便(特に男性の)についてはスカイトイレの利用で少しは緩和できるかも知れませんが、非常時しばらくの間だけでも、他に良い方法はないものでしょうか。
そこで・・震災経験談などで「庭に穴を掘って排便処理をした」という話を聞いたことがありませんか。農家など広い畑などをお持ちの方は十分それで対応できるのでしょう。昔は人糞を肥料に使っていたぐらいですから。
一方、水を使わない自然循環型の糞尿処理方法にバイオトイレ(別名コンポストイレ)というものも有ります。もともと動物の糞尿は土中の微生物、バクテリアによって分解されて土に還るものですから、分解能力の優れたオガクズを混ぜたり、又は攪拌によって分解を促進させ堆肥化するというシステムです。
バイオトイレは現に製品化もされ国内外で実用化されているシステムなのですが、ここまで本格的にしなくても災害後の2ヶ月程度の非常用として応用できないかとも考えるわけです。
これから、その災害時限定「簡易バイオトイレ」についての一考察を述べさせていただきます。
簡易バイオトイレの考え方
基本的には右図のような構造です
注意する点は
以下の手順で使用する
選定条件 | 選定商品 | 注目商品 |
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床に対してビス固定可能 |
蓋の密閉性がよさそう 但し、床への固定? |
この便座の使用法を考えた場合、やはり下の便槽部分に物が落ちやすく、周囲を汚しにくく掃除のし易い形状が求められます。
この商品は和式トイレにかぶせて洋式トイレにするためのアタッチメントとして開発されたものですので当にピッタリです。
右の写真は上から見たときと下から見たときの状態です。床に接する本体部分には床合板に4ヶ所でビス止めできるように穴あけ加工もしてあります。
選定条件 | 選定商品 | 注目商品 |
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しっかりした作りの簡易トイレテントです | 遮光処理で映りこみ防止 |
一人用の着替え用テントと呼ばれている簡易テントをトイレの目隠し兼雨よけに使おうと言うわけです。
着替え用途だけなら運搬や設置のし易さが選定基準になりますが、ある程度雨風にもさらされる事を考えると、それなりに頑丈な構造のテントを用意しておきたいものです。安価な着替え用テントは上部が開放されているものが多く、雨よけにはなりません。
選定条件 | 選定商品 | 注目商品 |
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すこしかさばりますが 50L袋がおすすめです。 島田小割製材所HP |
手軽に購入できる55L
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右の写真は選定商品の50L袋です。外袋内部にもう一枚ビニル袋で梱包されていました。
おがくずに限らず、備蓄品はすべて使わないに越した事は有りませんが、これはかさばる物ですし、使用せずに残った場合の使い道を考えています。
もっと大きなウッドチップは犬の遊び場などに使われているらしいので、犬小屋周りに撒いてやれば、犬も喜ぶのかも知れません。
選定条件 | 選定商品 | 注目商品 |
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3本セットです。なかなか減りません。 | 希釈して使うのでかなりの分量になります。 |
EMWの保存期間は約一年で、ボトルに期限を印刷して有ります。50倍に希釈して毎日トイレ掃除にスプレーしても一年で使い切る事はできません。他にも利用方法を考えねば未使用のまま廃棄処分という事になりまねません。
EM菌の効果についてはいろいろ疑問視する声もありますが、副作用(悪影響と言う意味)は無いようですし、臭い消しの効果は実感してます。