ここでは特に赤ちゃん用として必要な備蓄品をまとめてみました。
ウエットティッシュや生活水や暖房アイテムなどの、赤ちゃん以外でも必要な物はここでは省いていますので、一般的なものは該当するページをご参照下さい。
赤ちゃん用備蓄は何年も同じものを備蓄するということはありませんので、他の備蓄品とは区別して、専用のバックに保管されることをおすすめします。大きくなって必要がなくなればご近所や親戚などで必要とされる方にお譲りしましょう。大変喜ばれます。
選定条件 | 選定商品 | 選定商品 |
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新生児用(目安の体重:お誕生~5000g) ベビー用テープ紙おむつ | 消臭剤を配合、使用済み紙おむつのイヤなニオイを消臭します。 |
紙おむつは長期保存も出来ますが、サイズがすぐ合わなくなりますので、日常使いのものとそれよりワンサイズ大き目なものを備蓄するようにしましょう。
避難所などで廃棄するさいに便利な消臭処理袋も同数をストックしておきましょう。
家庭で被災後生活を送る場合の処理済みおむつの保管には防臭袋の方がよいでしょう。
選定条件 | 選定商品 | 選定商品 |
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世界で販売実績があるイギリス発の哺乳瓶です。 | 消毒不要ですぐに使える使い捨てタイプの哺乳瓶。 |
哺乳瓶も水洗いや消毒等の必要がない使い捨てタイプのものがお勧めです。
ただ、備蓄する個数を幾つに設定するのかは、乳児の月齢、年齢やその時点での環境によって考慮する必要があります。
選定条件 | 選定商品 | 選定商品 |
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スプーンいらずでこぼれにくいキューブタイプ。 未開封で長期保存可能。 |
免疫機能成分を配合したスティックタイプ。 |
いつもは母乳で、という方も、避難所などでは人目が気になったり出が悪くなったりする心配もありますので、予備として粉ミルクを準備されることをおすすめします。
非常用の粉ミルクは一般的な缶入りタイプよりも、計量手間もいらず保存可能なキューブタイプかスティックタイプの方が便利です。
選定条件 | 選定商品 | 選定商品 |
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紙パックタイプ。 ただし保存期間は未開封で約1年。 |
スチール缶タイプ。 製造日より18ヶ月の保存可能 |
災害時に利用する上で、すぐに作れて常温でも飲めるというのはとても有り難いものです。
この液体ミルク、欧米では以前より商品化され活用されていましたが、日本では様々な法律の制約上認められていませんでした。
2018年8月にやっと乳児用液体ミルクの規格基準を定めた改正省令が施行されて、日本国内に於いても製造販売が可能になりました。
現段階ではまだ価格が高いために日常使いよりもこのような災害備蓄としての活用が注目されています。
ただし、注意しなければいけないのでは保存期間が少なめであるため、長期備蓄には向いていないことです。したがって、3ヶ月単位ぐらいでのローリングストックを心がけるようにしましょう。
選定条件 | 選定商品 | 選定商品 |
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マジックテープでサイズ調整可能 約40度で保温できます |
LEDランプで温度を確認できます |
冬場に冷えたミルクでは赤ちゃんもつらいですね。
そんなときに活躍するのがこのUSBタイプの加熱ウォーマーです。モバイルバッテリーを接続するだけで使用できますので大変手軽にミルクを温めることができます。スマートフォンの普及によりモバイルバッテリーもかなり普及していますのでわざわざこのためにだけ持ち歩くこともないでしょう。
ただし、注意しなければいけないのは、(このように熱を利用する場合は特に)モバイルバッテリーの出力は5Vで2A以上の物を用意しなければなりません。携帯やスマホの充電用ではまだ出力1A程度のものも多いので、それだけは確かめておきましょう。
もう一つ、温める能力も(なにせ電圧は5Vですから)そんなに高くありません。加熱と言うよりも保温といった程度です。それでも時間をかければ冷え切ったものが常温程度にはなりますから利用価値は高いでしょう。すぐに温めたいなら(水が必要になりますが)ヒートパックの利用をおすすめします。