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 聴覚障害を扱った物語


みんなのこえが聴こえる

みんなのこえが聴こえる

著 アツキヨ

「アツキヨ」という音楽ユニットを知っていますか。
マツキヨなら知っているけどアツキヨは知らないという人も多いことでしょう。

「アツキヨ」はアツシとキヨミという二人の構成で、ギターとボーカルはアツシの担当、そしてサインボーカルをキヨミが担当しています。だから二人の名前をくっつけて「アツキヨ」。

ところで、サインボーカルってなに? と思わえるのでは・・・
じつは、曲に合わせて踊る手話を基調としたダンスなんです。
といってもよくわからないと思いますので、下記のYouTubeの動画を一度ご覧頂きたいと思います。

https://youtu.be/0XbA9JF-NCA

実はこのキヨミさんは重度の聴覚障害者なんです。
聴覚障害があるのにどうして音楽なんてできるの? とは誰もが思う疑問でしょうね。
その疑問の答えがこの本にあります。

聴覚障害がありながらも、「歌姫になりたい」という小さい頃からの夢を叶えた原動力はなにか。
お母さんを始めとして熱心に口話を教えてくれた周囲の人たちの愛情や、障害があるゆえに様々な陰湿なイジメに遭いながらもそれを克服して来た本人の芯の強さも当然あるでしょう。
しかし一番の要因は、すべての事柄をプラス思考で前向きに考える「天性の明るさ」だったのでは無いかと気付かされます。

では、本文の中で心に残った一節をご紹介しましょう。

実際、母は見事なくらい「いじめ」についてはノータッチを通した。
私が学校でいじめられているたことは、早くから気づいていたはずだが、私にそれを問うこともしなければ、学校に相談に行くというようなこともいっさいしなかった。その理由について、母はこう語っている。

「いじめというのは、どの学校に通っても必ずあるものでしょう。あなたは、耳が悪いからいじめられたと思っているかもしれないけれど、耳が悪くなくても、健康であっても、いじめられたかもしれないでしょ。それに、私がいじめっ子に『清美をいじめないでね』と頼んだり、学校の先生にお願いしても、それで、いじめがなくなるわけじゃない。もしかしたら、もっとすごくなるかもしれないよ。だから、親がうるさく口を出すことじゃないと思ったのよ。結局、あなたがそれを乗り越えていくしかない。私は、あなただったら、なんとか問題を解決できると思っていたのよ」


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