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聾者、突発性、中途失聴、老人性難聴者などが送る様々な人生
「音声文字変換アプリ」に続いて、音声を認識して文字で表すことの出来る「google 翻訳」をご紹介致しましょう。
これは文字通り翻訳アプリなのですが、音声認識の精度も非常に高く、操作性も大変使いやすく出来上がっていますので、翻訳もさることながら、難聴者との筆談に代わる使い方もできますので、まずはご覧ください。
そして度重なるアップデートで使い勝手も素晴らしいものになってきました。
現在のバージョンは原文と訳文言語を選択するようになっていますが、認識中はどちらの言語で話しかけても自動翻訳してくれるようになっています。
もうコレさえあれば外国人との会話も怖くありません。
では、早速基本的な使い方をご紹介いたします。
まず、アプリのアイコンをクリックして起動します。
翻訳するために利用する場合は、日本語から外国語(例えば英語)に翻訳するように上部のボタンをタッチして切り替えます。左の言語から右の言語に翻訳するという形になります。
まずは日本語の音声を入力したいので左上が「日本語」となっているのを確認してください。
初期値は左が日本語で、右が英語になっていると思いますので、特に他の外国語に変換する必要がなければそのままで構いません。
そうすると、下左図ののように、下にマイクが赤くなって「お話しください」の画面になりますから、ここでスマートフォンに話しかけます。
あんまり長いと途中でカットされますので、40字以内程度にしてください。
話が途切れた所で自動的に変換されます。
下のマイクが赤くなっていない場合はマイク画像にタッチして認識を再開します。
翻訳ソフトですから、下の段にも訳文が表示されます。
下のマイク画像の左に「日本語」が赤く表示されている時は日本語認識が働いている印です。
下図のようにマイク右の「English」表示も赤くなっていれば英語認識も働いているということですから、この時に英語で話しかけてやれば上段に日本語に翻訳されて表示されます。
この機能を使えば、聴覚障害を持っていても、外国人と会話を楽しめるということになりますね。
外国語はフランス語、ドイツ語、スペイン語、オランダ語、ポルトガル語、ロシア語、スウェーデン語、アラビア語、タイ語、中国語、韓国語等など、60以上の言語に対応しています。
「では、天ぷら蕎麦はどうですか」と話しても「電話、天ぷら蕎麦はどうですか」というような誤変換が起こることはあります。
話す方が正しい発音で完璧なタイミングで話しかける事ができれば良いのですが、日常会話では途中で言い直したり、言葉が詰まったりということも多いので、これは仕方の無いことです。
でも誤変換があることが判っていれば、多少の間違いがあっても意思疎通はできますよね。
認識が難しいと時間が長引く場合もあります。使い慣れると、どの程度のスピードで話しかけると良いのか自然にわかるようになりますが。
この機能も筆談に便利だと思いますが、よく使う会話は履歴にスターマークを着けておけば、マーク付きのものだけを表示できます。
ですから、あらかじめ使いそうな文句を入力して整理しておけば、とても快適に会話できるようになると思います。
この製品は本当に良く出来た翻訳アプリだと思います。
外国の方との意思疎通には最適なものだと思いますが、できれば聴覚障害者用の専用会話アプリが出てきてくれないかと期待しています。
次の2点の満たす物ができれば最高なんですけど。
● 外国語翻訳などは無くても良いので、少し離れていても見やすい大きな文字で表示できる。
● 長い会話文も途切れることなく、認識された文字が自動スクロールして流れるように表示できる。