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こんな大河ドラマを見たい! だから作って欲しい!

地域のかたより

推薦テーマ(佐賀、宮崎)

ここでは一度もご当地になっていない地域(別図「NHKドラマご当地出現頻度」の色分けでいうと白色の地域)のうち、佐賀県と宮崎県を舞台とした大河ドラマの題材を提案していきたいと思います。

佐賀県:江藤新平
邪馬台国ではないかという吉野ケ里遺跡や秀吉の朝鮮出兵時の前線基地となった名護屋城跡などが大河ドラマの舞台としての可能性は残していますが、地域に根ざした人物や逸話にとぼしいため、ここはやはり明治新政府で佐賀の乱を起こした江藤新平に登場してもらうことにしましょう。

歴史の教科書でも明治新政府に対して不平を持つ士族階級が反乱を起こした佐賀の乱は取り上げられていますので、江藤新平という名前だけは知っているという方も多いことでしょう。しかし、同じ反乱でも西南戦争ほど大規模でも無かったのと、ともに明治新政府で征韓論に破れて下野した西郷隆盛と比べてしまうと、どうしても小粒感があって、あまり話題にされて来ませんでした。

しかし、佐賀藩の下級武士に生まれ幕末に志士活動をほとんどしなかったにもかかわらず、明治新政府ができるとあっという間に参議、司法卿とかけあがった才能や実力には驚嘆すべきものがあります。
その貧しい時代からの出世物語や、司法卿としての活躍、征韓論に破れて郷里に戻り最後は佐賀の乱の首謀者として晒し首の刑に処せられる経緯などはドラマ化しても十分に見応えあるものと思います。

主君であり幕末の名君と言われた鍋島閑叟とのエピソードや政敵である大久保利通との人間関係などが巧みに描かれた司馬遼太郎の「歳月」を原作として面白い大河ドラマが出来上がるのを期待したいと思います。
大河ドラマの題名は「歳月」で決まり。

佐賀県:江藤新平 明治新政府きっての論客でもあった江藤新平


宮崎県:小村寿太郎
身長156センチの偉大な外交官:小村寿太郎は飫肥藩(宮崎県日南市)の下級藩士の家にうまれました。
第1回文部省海外留学生に選ばれてハーバード大学に留学して帰国後外交官を歴任し、外務大臣としてあの有名なポーツマス条約に調印することになります。
しかし日露戦争に大勝(本当はギリギリの戦い)したと思いこんでいる当時の国民感情としては到底納得できない条約内容に、それに不満を持つ人々から罵詈雑言を浴びせられ自宅には投石されるなど命に危険が及ぶまでになります。

体が小さいことによるイジメや反発、留学時代の様々なエピソードなども含めて大河ドラマを構成するに足る内容の濃い人生を送った偉人です。

時代背景も日清戦争、日露戦争と変化に富み、あの有名な日本海海戦などは過日NHKで放映された「坂の上の雲」から映像を拝借してもいいわけですから制作面でも助かるのでは。

原作は吉村 昭の「ポーツマスの旗」で良いのでは無いでしょうか。
大河ドラマの題名は「ポーツマスの旗」で決まり。

宮崎県:小村寿太郎 日露戦争後のポーツマス条約締結に尽力した小村




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