
LEMFO LEM12の充電ケーブルはマグネット吸着部分がしっかりしているのでかなり気に入っていたのですが、先日取り扱いに失敗して破損してしまいました。
破損だけならいいのですが、端子部のプラスチックが熱により溶けて異臭が立ち込め、知らずに放置していたらひよっとすると火災にまで発展していたかもしれないので、ここに報告しておきます。
世の中にはいろいろな充電ケーブルが存在します。現在のスマートフォンやタブレットで主流になっているUSBタイプCやタイプB の充電ケーブルは通電する端子部分が内部に囲い込まれる形になっているので、機器に接続していないむき出しの通電状態のまま机上に放置してあっても、とくに問題になることはありません。まあlightningケーブルは端子が露出していますが、多くの方はキャップなどをつけることなくそのまま放置されてることでしょう。私もそうですから。
スマートウォッチはこれまで4タイプ使い継いで来ましたが、いずれの充電ケーブルもマグネットを使って本体に端子部を密着させるタイプのものでした。
LEM12も、以下の様に外部に2箇所マグネット、その内側に4つの充電信号端子をもつ仕様になっています。
端子は完全に露出していますが、電圧は低いしそれほど危険を感じなかったので、他の充電ケーブルと同様に机上に放置して使っていました。ウォッチに充電する時はそのまま吸着させるだけでいいからです。
ところがある日、机上で作業していたら、なにやらプラスチックが燃えるような異臭が漂ってきたのです。
たぶん屋外で誰かがビニール袋に入ったままのものを燃やしているんだろうと、最初はそれほど気にも止めなかったのですが、なかなか止まらないので、発生源を調べ始めてびっくりしました。
なんと、マグネット充電ケーブルが金属製の時計バンドにくっついてショートし、そこから発熱して端子部のプラスチックが溶け始めていたのです。
あわてて取り外したのですが、もはや手遅れ。端子部は溶けたプラスチックですっかり覆われてしまって見る影もありません。
充電ケーブルはもう使い物になりませんから、急いで部品を注文しました。とりあえずはパワーバンクがありますから替わりのものがくるまではなんとかなります。
時計バンドも黒く焦げ跡が残ってしまって廃棄処分となりました。この時計バンドもマグネットを使って長さ調整できるようなタイプだたので充電ケーブルのマグネットととても相性が良かった上にメッキ部分の導電性も高かったのでしょう。
それをうかつに近くに置いておいた私の不注意ですが、やはり端子部が露出したものはキャップを付けておくべきだと改めて感じた次第です。