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インターネットを利用した通信販売で購入したおもしろ商品のご紹介

これで十分!
スマートウォッチ LEMFO LEMP 製品レビュー

lempでウエブ閲覧画像
LEMFO LEM12の後継として購入したKOSPETのOptimus2のレビューでカメラ性能だけが大変残念であったと述べました。

ではその後どうしたかというと、やっぱり別機種を探すことになりました。
SIMを挿せばそのままスマホ代わりにも使えるAndroid搭載スマートウォッチは私には無くてはならない道具になりましたので、やはり自分が満足できるものでなければ納得できません。

そこで候補にあげたのはデザインがいまひとつ気に入らなかったLEMFOの LEM15です。処理速度やAndroidバージョンなどはOptimus2と同じ新世代なので、Optimus2が駄目ならこれ一択かなと思っていた製品です。

ただ、バッテリー容量が1260mAhから900mAhに落ちてしまうのと、やはりデザインがどうしても気に入らないので、LEMFOから新しい製品が発売されてないかどうか調べてみました。LEMFO は本当に新製品を出すタイミングが短いメーカーです。私が初めて買ったLEM10 以降、11、12、13、14、15と半年以内の間隔でどんどん新機種を出してきます。このあたりは購買層が圧倒的に大きな中国市場をかかえているメーカーの利点なのでしょう。日本のメーカーではとてもこうは行きません。 よく頑張っても2年おきくらいでしょうね。

目に止まったLEMFO LEMP

機種探しで目に止まったのはLEMFO LEMPという製品です。
基本的なデザインは丸型でこれまで使ったことのあるLEMFO LEM12やKOSPET Optimus2と似たようなものですが、比べてみるとこのようになります。

lempのデザイン横並び比較
LEMPのスペックは以下の通りです。
(これまで使ったものと比較していますがLEM15は参考です)

lempのスペック横並び比較
実はこれ、当初は全く気にしなかった製品です。LEMFOの新機種なら当然LEM16だろうという先入観と、これのAndroidバージョンが9.1ということでLEM15 より古い格下の機種だろうと思ったからです。
しかし、調べてみるとLEM15より後で発売された製品のようです。
後で発売されたのに古いAndroidバージョンということは、正規の製品開発ではなく、他メーカーからのOEMなのかもしれません。
事実ほとんど同じデザインとスペックをもつPrime Sという製品がKOSPET からも発売されていますので、どこかのメーカーが少し仕様を変えた機種をLEMFOやKOSPETに売り込んだのかもしれません。

目をつけた点はバッテリーとカメラ

LEMPに目をつけたのはバッテリー容量が1050mAhあるのと、サイドカメラ位置がOptimus2と同じく時計でいう12時の位置にあることです。
LEM15は900mAhしかありませんので、それと比べたらましだろうということと、CPUが省電力目的で2つ搭載されているので、さらにバッテリー持ちは良くなっているだろうと期待しました。
サイドカメラ位置は絶対に3時方向よりも12時方向を向けた方が撮影しやすいのはOptimus2で経験済みでした。

lempのカメラ位置

とりあえずは安価なRAM: 1GBタイプを購入

さて、このLEMPですが、搭載メモリ違いで2グレード用意してあります。
RAM: 4GB、 ROM: 64GB --約2万円
RAM: 1GB、 ROM: 16GB --約1万円 
これまで、私が購入したLEM10,LEM12は RAM: 3GB、 ROM: 32GB
Optimus2がRAM: 4GB、 ROM: 64GBでした。
それゆえに、RAM: 1GBというのは流石に不安だったのですが、もし失敗しても1万円なら諦めがつくということで安価な方を購入しました。

実際につかってみて

◎:処理速度も含めた操作感はOptimus2とほとんど変わりがありません。Androidバージョンが少し古くてもCPUグレードが少し低くても、実際に使った感じは「どこが違うの?」という程度で、かなり満足できる出来でした。

◎:バッテリー持ちについては、高容量のOptimus2よりも上かもしれません。LEM12 の倍以上、つまり朝から夜まで普通に使ってもまだ50%以上残っているという感じです。 これほどとは期待してなかっただけにこれには大満足です。

◎:心配していた搭載メモリについても、RAM: 1GB、 ROM: 16GBで全く問題ありません。
まずRAMですが、スマホと違ってこの手のスマートウォッチにそんなに重いアプリを入れたり、一度に多くのアプリを開いたりすることはありません。
ROMも16GBあれば十分でした。そもそもスマホのストレージを圧迫するのは写真、動画、音楽ファイルと決まっているのですが、それはスマホ自体で閲覧や視聴をするからです。しかしこのように小さなスマートウォッチで写真や動画をまともに見ることはありません。ウォッチで撮影したものはグーグルフォトなどですぐにクラウドに保存して本体から削除してやれば、あとはアプリと音楽ファイル程度です。自分に必要なアプリをプレイストアからインストールしてMP3音楽ファイルを200曲ぐらい入れていますが、それでもストレージの使用率は60%以下です。
YouTube Musicでのストリーミング再生をメインにすれば音楽ファイルも不要ですしね。

lempのストレージとメモリ

◎:問題のカメラ品質も及第点
Optimus2のカメラ品質があまりにも期待はずれだったので、これについては不安がありました。
最初に購入したLEM10はお世辞にも上等とはいえないものだったので、せめてLEM12程度は欲しいと思っていました。しかし、スペックを見る限りLEM12(サイドカメラが重要)の800万画素に比べて500万画素と落ちているのでこれが不安の種でした。
しかし、蓋を開けて見ればなんということでしょう、LEM12よりもキレイに撮れています。もちろん最近のスマホカメラと比べたらかなり見劣りはしますが、時計でこれだけ写れば及第点です。下は実際の撮影画像(クリックで拡大)です。

lempのカメラ品質

○:SIMの出し入れについては普通のスマホと同じくピンによるSIMトレイを使う方法なので判りやすく確実性があります。

lempのSIMトレイ

○:健康管理のために心拍数測定機能と血中酸素飽和度測定機能がついています。まああまり精度は良くないようですが、無いよりあった方が便利です。

lempの背面には健康チェックセンサー

△:時計バンドの交換は可能ですが、バンド幅が24mmなので20mmや22mmに比べて選択できるバンドの選択肢は少なくなります。

×:KOSPETのOptimus2と同様に「グーグルの連絡先とこの時計の連絡帳アプリが同期できない」と「新ログイン時のセキュリティ通知は他機種名で表示される」という問題があります。(これは先に述べたOEM製品かもしれないという原因によるものと推測されます)

総合評価

約1万円でこれだけ使えれば文句はありません。しばらく(多分一年ぐらい)はこの製品を使い続けようと思っています。
LEM10のような角型で、この製品以上の機能がついたものが発売されたら又考えます。

このLEMFO LEMPですが、現在日本のAmazonでは4GB メモリのものしか販売されていませんので、1GBメモリのものは海外通販で購入するしかありません。 ほとんど同じ仕様のKOSPET Prime Sなら1GBメモリのものがAmazonで手に入りますので、こちらを購入しても良いかもしれません。

日本語入力はSimejiで改善もメモリ不足に(3ヶ月使用後)

LEM12のレビューにおいて、丸形スマートウォッチのテキスト入力の困難であること、そして仕方が無いからグーグル音声入力に頼るしかないことなどを以下のように述べました。

《英数字なら「Watch IME」よりも操作性が劣るにしても「Androidキーボード(英語)」でなんとかなりますし、右上のマイクボタンをタッチすれば「Google音声入力」がすぐに起動して日本語入力もできます。
ただ、残念なのはGoogle音声入力では句読点が打てないことと、改行ができないことです。
改行の方は、「Androidキーボード(英語)」でRETURNキーを押せばなんとかなりますが、句読点は諦めました。
まあ、どうせメール文の入力程度にしか利用しませんので、それでも十分だろうと判断しました》


しかし、テキストメッセージへの返信程度の簡単なものでも、やはり句読点と改行がないとまともな文章にならないわけで、私は他のスマホで文章を作ってそれをGメールでウォッチに送り、それを開いてコピペして使うという七面倒臭いことをやっていました。
ところが、日本語入力システムSimejiを使えば、音声入力でも句読点と改行ができることを知り、早速インストールしたところ、これが本当に優れものでビックリした次第です。音声変換精度もさることながら、音声入力のためのマイクボタンも押しやすく、今はもっぱらこれを採用しています。

Simejiの音声入力
これはこれで良かったのですが、少し問題が起きました。それはメモリ不足です。
先に述べたように、LEMPは1GBメモリでも十分やっていけると思っていたのですが、日本語入力システムにSimejiを入れてから少しおかしくなってきました。

時計画面つまりウォッチフェイスが指定したものにならない、あるいは時計画面そのものが表示されないという問題が起きたのです。時計画面は真っ黒でも各方面にスワイプすればそれなりの動作はするのですが、時計としてこれはまずいですよね。
そこで、システムの最適化(赤いロケットマークのアイコン)から「タスクを自動的に整理する」のバッテリーセーバーリストをクリックリして、バッググラウンドで動作するアプリを制限してやることで対処しました。
Googleフォトや、Simejiや、Googleアシスタントなどバッググラウンドで動かす必要のないアプリは緑マークを黒丸にして設定します。これで時計画面は表示されるようになりました。

もう一つ、以前はYou Tubeの曲をストリーミング再生しながらブルートゥースで車のオーディオに接続していたのですが、Simejiをインストールしてから時々音が途切れるという事態が発生します。 これもやはりメモリ不足から来ている症状のように思えます。やっぱりメモリ1GBは少なすぎるのかもしれません。


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