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誰にもやさしいネット通販入門書

インターネットを利用した通信販売で購入したおもしろ商品のご紹介

Android搭載 スマートウォッチ
LEMFO LEM10 製品レビュー

関連ページ(LEMFO LEM10使い方Tips)
マナーモードなど
アプリロック - プライバシーの保護
Android標準UIに近づけて時計にロックをかける

アップルウォッチが先鞭をつけたスマートウォッチ市場も近年はかなり商品の選択肢も増えて活況を呈しはじめました。
とはいうものの、やはりアップルウォッチが断トツの売上を誇っていることは間違いないのですが、これはiPhoneとの連携の良さゆえなので元々あったiPhoneの高いシェアによるところが大きいのでしょう。

さて、ここでスマートウォッチの分類をしてみると、スマートフォンとの連携を前提としているものと連携を必要としないものに大きく別れます。
もちろん、前者が圧倒的に多数なのですが、これはスマートフォンで受けた電話やメールやSNSの通知を時計で確認できる点が大きく評価されているわけで、こういう連携機能を持たないスマートウォッチはどうしても分が悪くなります。
しかし、連携タイプにはスマートフォンを必ず携帯していなくてはならないという足かせがあります。時計というとても小さくて軽いウェラブル端末がありながら、必ずスマートフォンも同時に携帯しなくてはなりません。ランニングやウォーキングなどの運動時や夏場の軽装時などはやはりスマートフォン無しででかけたくなりますね。

そこで注目されているのが時計に通信機能を内蔵したスタンドアローン型スマートウォッチです。
アップルウォッチならCellularモデルにすればそれが可能となります。
しかし、これは単体そのものも高額な上にiPhoneとセットで大手キャリアとの契約が必要となりますのでランニングコストが馬鹿になりません。
MVNOで格安SIMを利用している人にはハードルが高く「そこまでして」という気にもなりますね。
しかし、その格安SIMを時計に差し込んでスタンドアローン型にできるスマートウォッチがあるのです。 単体で電話もできることから「スマートウォッチフォン」と呼ばれることもありますが、今回紹介するLEMFO LEM10はそのうちの一つです。

この製品の特徴

LEMFO 子供スマートウォッチ LEC2 プロ

この製品の一番の特長は、Android OSを搭載しており、基本的にはスマートフォンと同じようなことができる時計(スマートウォッチ)だということです。
スマートフォン無しで電話やメールができることはもちろん、音楽を聞いたりYou Tubeをみたり、ブラウザでホームページを閲覧することもできます。
この機種の良いところをまとめてみると以下のようになります。

  1. 単独で電話の受発信ができる。
  2. 4G回線でネット接続ができる。
  3. プレイストアから好きなアプリを入手できる。
  4. Androidなので各種設定に慣れている。
  5. スピーカーの音質が比較的良い。
  6. 時計バンドは市販品と交換できる。

まあ一口に言うと、Androidスマートフォンを時計サイズにしたもの、ということです。

スマホと同じようにのSIMカードを入れるだけ

Androidスマホを使った経験がある方なら、それと同様にナノsimカードを入れるてAPN設定をするだけで使用できます。もちろんSIMを入れなくてもWi-Fi、ブルートゥースなどの通信手段はありますので、アプリを介してスマホと連携させて使うことも可能ですが、それならはじめからwear os by google搭載のスマートウォッチを購入したほうが使いやすいはずです。

そこで、まずはSIMを挿入します。
まずはSIM挿入口の蓋にあるビスを付属のドライバで外します。

LEMFO スマートウォッチ LEM10 にSIMカード挿入1

そしてSIMカード(ナノSIMです)を写真の方向で差し込みます。

LEMFO スマートウォッチ LEM10 にSIMカード挿入2

奥までプラスチック板などで押し込みます。爪で押し込んでもなかなか奥までしっかり届きませんでしたのでこのプラ板は役に立ちますが、残念ながらこの機種には付属していませんので代用品をさがしましょう。

LEMFO スマートウォッチ LEM10 にSIMカード挿入4

SIMを挿入したら、右ボタンの長押しで時計を起動させます。 挿入したSIMが音声通話対応のものならば、もうこの段階で電話がつながるはずですので、他の電話からこのSIMの番号に電話をかけてみます。
写真のように受信画面が表示されて呼び出し音がなればオッケ~です。

LEMFO スマートウォッチ LEM10 にSIMカード挿入5

モバイルネットワークへの接続設定

まずは言語を日本語にして時間設定を日本時間にあわせます。 そしてモバイルネットワークへの接続ですね。
時計フェイスから右画面にスワイプするといろいろなメニューが現れますから、「設定」から「接続」-「モバイルネットワーク」-「アクセスポイント名」-「新しいAPN」と入って、使っている接続会社に合わせたAPN設定をします。
このあたりはスマートフォンの設定と同じことですが、とにかく入力するときにタッチする文字部分が小さいので指先で行うのは一苦労します。

詳しい操作マニュアルは無いのでとにかくひたすら触って覚える

日本製品のように詳しい取扱説明書や操作マニュアルは無いので、ひたすら触りまくって覚えるしかありません。
基本的にはAndroidなのでスマートフォンを常日頃使っている方ならそんなに難しいことはありませんが、やはり時計は時計ですので、スマートフォンと比べると小さな画面や非力なパワー、バッテリーなど使いにくい面があることは否めません。

ということで、とりあえず簡単な操作説明を動画で提供していますので、暇な方は御覧ください。


スマートウォッチフォンLEM10の使い方ヒント

スマートフォンは便利ですが完全にパソコンの代わりにはならないのと同じに、この製品も完全にスマートフォンの代わりにはなりません。適材適所というか、それなりの使い方が必要になりますので、以下のポイントに注意して自分なりの使い方を見つける必要があります。

  1. セキュリテイを向させるために何らかのロック機能を設ける。
  2. この機種はデフォルトでは端末にロックをかけるようには設定されていません。スマートフォンでは当たりまえのようにロックをかけていたので、使い始めたときはとても不安に感じました。まあ、スマートフォンよりも時計の方が常時身につけているものだけに紛失リスクも少ないわけですので、それで良いという考え方もできますが、やはり不安なので、「Nova Launcher」と「ショートカット+」というアプリを使って端末自体にロックをかけるようにしたのです。「ショートカット+」を使うとデフォルトの設定UIではなくAndroid標準の設定画面に入れるのでそんな操作もできるのです。
    これについては「Android標準UIに近づけて時計にロックをかける」をご参照ください。

    しかし、それだと折角の時計フェイスが使えなくなるので、代わりに「アプリロック - プライバシーの保護」という名前のアプリロッカーを使って必要なアプリにだけパターンロックをかけるようにしました。アプリロッカーも種類が豊富なのでどれが良いのか色々試してみて(画面の小ささが障害になるものもありましたので)最終的にこれに落ち着きました。 そのあたりのことについては別項「LEMFO LEM10使い方Tips|アプリロック - プライバシーの保護」で詳しく述べていますのでご参照ください。

  3. アプリや会員登録など長文文字入力用にワイヤレスキーボードを利用する。
  4. この機種でも文字入力はできます。できますが、ディスプレイが小さいのは如何ともし難く、指だけでは誤入力が頻繁に起きてとても苦労することになります。メモの作成などはアシスタントからの音声入力でなんとかなるものの、一番むずかしいのはアプリの会員登録などでの固有名詞やパスワード入力などで、こんな場合はやはりブルートゥースでワイヤレスキーボードを利用するのが一番です。
    私はLogicoolのK480を使いましたが、はじめはかな入力と英数入力の切り替えができなくてだいぶ手こずりました。結局、スマートウォッチの方で入力方法を「Google日本語入力」に設定してないと英語IMEのままではキーボードで切り替えができなかったわけです。スマートウォッチ側でGoogle 日本語入力にさえしてあれば、かな入力と半角英数字を切り替えたいときにALTキーと同時に、半角・全角キーを押せばOKです。

  5. バッテリーを節約するために明るい時計フェイスは避ける。
  6. この機種LEM10はそれほどバッテリーに余裕はありません。とはいっても、ときどき時計を確認しながら電話をしたりメールをしたりという使い方なら12時間ぐらいは持ちますので、普通に使う分には朝から晩までの使用には十分耐えます。普通は夜の間に充電しておきさえすれば事足りるわけですが、ブルートゥースを使って音楽を聴いたりしているとあっという間に残量が減っていることがあります。
    そんなときに電源履歴をみてみると、一番消費しているのは圧倒的にディスプレイ、その次がブルートゥースとなっています。 というわけで、バッテリーを節約するためにはなるべくディスプレイ表示を少なくするのがいいのだろうと、今はあまり明るい時計フェイスは使わなくなりました。

    しかし、一番効果があるのは、「設定」「Gesture」で「Screen on raising」をOFFにすること。これをオンにしておくと画面のスリープ状態で時計を見る動作をすればディスプレイが点灯するので便利な機能なのですが、それがバッテリーを消耗する大きな原因になるのです。これをOFFにしてみたらバッテリーの持続時間は倍になりました。

  7. 解像度の低いインカメラだが編集すればそこそこ使える。
  8. LEMFO スマートウォッチ LEM10で撮影した画像
    LEM10にもカメラは付いています。しかし、このカメラは基本的にはビデオ通話用なので解像度も低いし時計表面上部にあるインカメラなので、自撮り以外はあまり使いみちがありません。しかも取れる画像は鏡像です。実は購入前はPaypayなどでのスキャン決済も考えていたのですが、スキャンしても鏡像ではなんの意味もないのでそれは諦めました。
    しかし、いちおうカメラはカメラです。どうしても必要になったら対象物に向けてシャッターをきり、編集画面で「ミラー」「回転」を使ってまともな像にしてやれば一応の役目は果たします。そのようにして撮った参考画像を載せてあります(クリックで原寸)。画像の下側が必ずぼやけて写るのですが、これはレンズの位置がディスプレイの外縁曲面部分にかかっているためで仕方がありません。

  9. Googleアシスタントを有効に利用する。
  10. ディスプレイが小さなスマートウォッチ活用の一番のポイントは音声操作をいかに利用するかという点だと思います。その点、Googleアシスタントは大変優れています。ちょっとした操作ならほとんどアシスタントだけで完結させることができます。 アシスタントの起動はアイコンタップでもいいですが、やはり「オッケーグーグル」の音声操作のほうが楽ですから、まずは起動させておいて、以下のように話しかけます。
    電話をかけるときは:「〇〇さんに電話して」
    SMSメールを送るときは:「〇〇さんにテキストメッセージ」
    天気予報なら:「今日の〇〇の天気は?」
    割り勘計算したいときは:「3500たす2300たす5432を3で割ると?」
    〇〇に行きたいときは:「〇〇までナビして」
    このように、メモを取るときも、予定を入れるときも、アラーム設定も、音楽をかけたいときもアシスタントですべて用を足すことができます。

  11. 予備の充電コードは必須。
  12. 前述3項でも述べたとおり、LEM10のバッテリーはそんなには余裕がありません。外出時などは思わぬ消耗をしてしまうこともありますので、いざとういうときに充電できるように用意だけはしておきたいものです。もちろんスマホのようにUSB端子を持っているわけではありませんので、専用の充電コードだけは予備としてかばんに入れるなり車に置いておくようにはしています。

    車でこのLEM10を充電しながら音楽を聴いたりカーナビとして利用したりすることもできますが、それについては「スマートウォッチをカーナビとして使う」をご参照ください。
  13. マナー、機内、シアターモード。
  14. スマートフォンではマナーモードや機内モードは本当によく利用する機能です。wearOS搭載スマートウォッチで映画館に入るときにはシアターモードに設定するのが普通です。通常はどちらも端末自体で各モードを設定できるようになっているのですが、この機種の独自UIではそれがないので、はじめに少しまごつきます。
    そのあたりのことについては別項「LEMFO LEM10使い方Tips|マナーモードなど」で詳しく述べていますのでご参照ください。

注意点

この時計(スマートウォッチ)の対応バンドは販売サイトによると以下のように書かれていましたので自分の利用環境に合うかどうかの確認は必要です。
3G WCDMA: B1/B2/B5/B8
4G LTE_FDD: B1/B2/B3/B5/B7/B8/B12/B17/B20
私のDMMモバイル通話対応SIMでは問題なく通話も通信も安定して使えています。

関連ページ(LEMFO LEM10使い方Tips)
マナーモードなど
アプリロック - プライバシーの保護
Android標準UIに近づけて時計にロックをかける


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