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インターネットを利用した通信販売で購入したおもしろ商品のご紹介

新世代Android搭載スマートウォッチ KOSPET Optimus2 製品レビュー

Android搭載のスタンアローン型スマートウォッチLEMFO LEM12の後継としてKOSPETのOptimus2を購入したのでそれについてご紹介したいとおもいます。
Optimus2を腕に巻いた画像

LEM12でもそれほど大きな問題はなかったのですが、CPU(SoC)性能とAndroidバージョンが一世代アップしたようなので、どの程度変わったのかを知りたくて購入しました。同じく世代アップしたものにLEMFOのLEM15もありますが、デザインが好きではないことと、バッテリー容量がLEM12と変わらぬ900mAhだったので、1260mAhのOptimus2にしたというわけです。KOSPETというメーカーに興味があったのも理由の一つになります。

さて実際に使ってみた感想を以下に述べたいと思います。

デザインはLEM12に少し劣るかも

購入前からわかっていたことですが、デザインはLEM12のほうが上だと思っています。
外形寸法も若干大きくなって、デザインそのものも無骨でスッキリしたイメージはありません。
ただこれは「Android搭載のスタンアローン型スマートウォッチ」というセグメントに関してはどの製品も五十歩百歩ですので、あまり問題にする必要はないかもしれません、デザインの好みは人それぞれですからね。

Optimus2とLEM12の横並び比較

バンドがシリコン製24mm幅とレザー製22mm幅である事もデザイン上の大きな違いでもあります。 この時計バンドはどちらも市販のものと交換可能ですが24mm幅の方が選択できる製品が半減します。

Optimus2のデザイン LEM12のデザイン

電池持ちが飛躍的に向上

バッテリー容量が900mAhから1260mAhになったので当然ですが、体感的には電池持ちが2倍になった感じです。LEM12は朝から夜まで普通に使って残量が20%ぐらいだったのが、これにしてからは50%を切ることが無くなりました。2倍というのは言いすぎかもしれませんが、残量20%というのは「もうすぐ無くなる」と不安を感じる値ですが、残量50%というのは「まだ半分残っている」わけですから、やはり安心感は2倍になった感じなのです。
これはバッテリー容量だけではなくAndroidバージョン変更による効果もあるのかもしれませんが、とにかく電池もちについては大満足です。

SIMの出し入れが簡単に

この手の機種は(スマホと同様に)SIMカードを挿入して単独使いできるのが最大の特徴ですので、SIMカードの出し入れが簡単にできることは重要です。
LEM12 は背面のカバーをビスで固定するタイプであり、しかも取り付け方に少し癖があったので私が危うくSIMを破損仕掛けたのは他項で述べたとおりです。
それに比べて当機種は本体サイドにSIMの挿入口があり、しかも工具を必要としないので、大変簡単に出し入れできます。
Optimus2のSIM挿入口

操作性(サクサク感)は若干向上

CPU(SoC)がMTK6739からHelio P22になって2倍程度高速になったはずですが、実際に使ってみるとそれほどの高速感は味わえませんでした。
というのは、そもそも(この小さな)スマートウォッチでゲームや複雑な計算を伴う仕事あるいはWEBブラウジングを頻繁に行うことはないので、高速化の恩恵はあまり感じないというだけかもしれません。
もちろん、操作性(サクサク感)はかなり向上したような気はします。LINEペイで支払い時に、これまでモタモタしていたバーコード画面を開くまでの時間がかなり短縮されたのは有り難いことでした。

カメラは操作性も画質も残念な結果に

LEM12は時計でいう12時の位置にフェイスカメラ、3時の位置にサイドカメラがついていたのですが、このOptimus2は12時の位置に回転式のメインカメラが一つついているだけです。普段は普通のサイドカメラとして使い、ビデオ通話などのときには手前に回転させてフェイスカメラとして使えるというわけです。
確かに、LEM12のサイドカメラで写真を取ろうとしてもディスプレイで対象物を確認しながらシャッターボタンをタッチする動作は人間工学的に無理があります。その点、12時の位置にカメラがあれば対象物の配置をしっかり確認しながらシャッターが切れます。それにこの回転カメラにはフラッシュライトもついていますから特定のアプリを使えば懐中電灯の代わりにもなります。
Optimus2の回転カメラ
しかし、回転機構の出来はあまり良くありません。指で簡単に回しにくいので、かなりの慣れが必要です。
それ以上に残念なのはカメラ性能そのものです。ピントがあまくて画質は(画素数は1300万画素ということで期待していたのですが)初期のガラケー程度のものでした。
下の写真などはまだうまく撮れたほうで、遠景になればなるほどピンぼけが激しくなります。LEM12の画質もそれほど良いわけではありませんが、比べると一目瞭然ですね。

Optimus2のカメラ品質 LEM12のカメラ品質

カメラについては操作性も画質も全く期待はずれという真に残念な結果となりました。

グーグルの連絡先とこの時計の連絡帳アプリが同期できない

LEM12では問題なかったGoogleコンタクトとの同期ですが、この機種では残念ながらできませんでした。
設定ーGoogleーGoogleアプリの設定ーGoogleコンタクトの同期ー同期ステータスの手順で同期設定できるはずなのに「同期中に問題が発生しました」となり、自動同期設定もはじかれるという結果になりました。
Optimus2で連絡先の同期ができない
これについては原因がわからずじまいで同期は諦めました。
結局、Googleコンタクトから連絡先ファイルをエクスポートしてGメールに添付してこの機種におくり、ファイルマネージャーで開くときに連絡帳を指定することで内容コピーはできました。これは同期では無いので変更には対処できませんが、このテキスト入力が苦手なスマートウォッチから連絡先を新たに登録することは考えられませんから、まあそれでも良しとしましょう。
【ただこの作業中に注意しなくてはならないのは、エクスポード形式はGoogleCSVではなく、vcf拡張子(vcfはiPhoneのVcardで使うやつ)のついたファイルでないとファイルマネージャーで開けない点です】

新ログイン時のセキュリティ通知は他機種名で表示される

自分のGoogleアカウントで新機種からログインすると、同じアカウントを使っている他機種へ(自分がその操作を行ったかどうかの)確認通知が届く様になっているのは周知のことと思いますが、実はこの機種で初めてログインすると「Xiaomi Redmi 8 デバイスからのログインがありました。」という確認通知がとどきます。最初はびっくりしてOKは出しませんでしたが、これをパスしないと前に勧めないし、その操作を行ったのは自分だとハッキリしていますので、そのままスルーしてしまいました。どうもXiaomi Redmi 8 を装ってGoogleの関門のどこかをパスしているようで気持ちが悪いのですが、プレイストアやカスペルスキーなどではちゃんとOptimus2と認識されているので、「まあいいか」で済ましています。
先のGoogleコンタクトと同期できないのはこのせいかという気もしていますが、この点は当機種の信頼性を損なう大きなポイントだと思っています。

顔認証の実用性は低い

この顔認証機能はLEM12にもついていましたが、ほとんど使うことはありませんでした。
当機種の場合、顔認証を行う為には回転カメラをその都度正面向けにしないといけないし、反応も(スマホの顔認証に比べて)ワンテンポ、いやツーテンポ遅れます。さらに暗がりやマスク状態では認証そのものができませんので、実用上は無くても良い機能と言ってもよいでしょう。
セキュリティロックなら顔認証ではなくパターンロックの方が早くて安全です。ただ、このパターンロックも、常時手首につけている時計ですから、スマホに比べて紛失リスクも極端に少ないわけで、例えば銭湯などを利用するときに限ってオンに、常日頃はオフにしておいた方がストレスがありません。
なので、私は一度は顔認証でロックを掛けていましたが、顔認証もパターンロックもオフにして使用しています。
実はこのパターンロックをオフにする過程で一苦労しました。パターンロックをオフにする操作は顔認証を経て許可されるのですが、パターンロックと同時に顔認証設定もオフにしなければいけないものと思い込んでいて、登録済フェイスをデリートしようと散々苦戦しました(*^^*)。

カメラをほとんど使わないのであれば購入の価値あり

以上述べたように、バッテリーとサクサク感についてはとても満足できたのですが、カメラがほとんど使い物にならなかったのは残念です。
まあ確かにLEM12においてもカメラを使うことは(デジカメやスマホで撮影する方が断然きれいなので)ほとんど無かったので、今後も我慢して使うこともできるでしょうが、カメラの利用を考えている方にはおすすめし難い機種という結果になりました。


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