下地センサーをネット通販でそろえる。
最近の住宅の室内仕上げはほとんどが石膏ボードなどのボード張りとなってきました。
そんなボード面の壁や天井に何かを取り付けようとする際に困るのがその部分の取付強度です。もちろん普通のビスや釘をそのボートに打ち込むだけではボード自体の強度が足りないのでホームセンターなどで売られているボード用の釘やビスなどを用いる事になりますが、しっかりした下地にビス止めする時に比べると引き抜き強度は十分の一程度です。
となれば、やはりしっかりした下地がある部分に取り付けするに越したことはありませんね。しかし、表面から見ただけではどこに下地があるのか分かりません。そこで登場するのがここで紹介する下地センサーです。簡単な操作で表面から見えない木の柱や間柱あるいは金属などの下地の位置を教えてくれます。なかには電線が通っている位置などが分かるものもありますので、是非一つはそろえておきたいものです。
次の点に注意してくださいね
針を指してその抵抗で下地を確認する従来からのタイプと、静電容量の変化などを判別する電気式センサーがあり、最近は後者が主流となってきました。ただし確実性は前者の方にあります。
背面に下地などがある場合の電気的変化を検知して教えてくれるものです。その多くは、センサー本体を表面にすべらせるように動かすと下地がある部分に来るとその変化を検知してブザー等が鳴るという製品です。
下地がある部分とそうでない部分との境界位置を知らせてくれるわけなので、下地のある位置内では音はしません。よって、使い方としては左右からはさみ撃ちする形で下地を探す事になります。最初はちょっと慣れが必要ですが取扱説明書をよく読めばすぐにマスターするようになります。
べニア、石膏ボードを対象とした簡易タイプの下地センサーです。
センサーを使っても慣れが必要な中心探しを機械がしてくれるのでとても便利。
表面から細い針を刺して、背後にある下地にその針が当たった時の抵抗により下地の位置を検知するセンサーです。
細い針とは言っても小さな穴を空けるのですから、それなりの跡が残ってしまうのは仕方がないことですが、電気式よりも確実性があります。表面材の厚さ以上の針長が必要ですので、そのサイズの製品を選びましょう。
石膏ボードを対象とした針刺し式の下地センサーです。
金属探知用のマグネットを一体化した針刺し式の下地センサーです。