本文へスキップ

あなたにピッタリの健康法探しにお役立てください

睡眠について

就寝時の心がけ

人間は眠るように出来ている

就寝時の心がけ説明画像
安眠に向けて、身体の状態や周囲環境を整えたり生活リズムを整えたりと、いろいろな努力をした後で、いざ眠りにつく段になって注意すべき事は有るのでしょうか。

実は就寝時の心構えというものが有るのです。
それは眠ろうとしないこと。

というよりも、睡眠というものにこだわらないという事を心掛ける事。
もっと簡単に言うと、寝床に就いたら「後は野となれ山となれ」的な心境を持つことです。

「なんとか眠りたい」とか「どうしたら眠れるだろう」とか考えたり、羊の数を数えたりする必要は有りません。
たとえ就寝後すぐには眠れなくても、その内には必ず眠くなってウトウトするように人間の身体はできています。

「一番辛い拷問は眠らせないことだ」という話は聞いたことがあるでしょうか。
人間はどんなに我慢しても必ず睡魔が襲ってきて眠りに引き込まれるように出来ているわけですが、眠ろうとする瞬間に無理やり叩き起こして絶対に眠らせない、という拷問なんだそうです。
激しい痛みを与えたり、強烈な光を浴びせたり、耳元で大きな音を立てたりして、とにかく眠りを妨げるという非常に単純な拷問なのですが、どんな強情な人間でも、眠らせてもらえない辛さに耐えかねて、安眠の保証と引き換えに白状してしまうとの事。
その真偽はさておき、「眠れない辛さ」よりも「眠らせてもらえない辛さ」のほうが遥かに厳しいという事が判る話ですよね。

つまり、人間というものは本能的に眠りたくなるように作られているのです。
眠れない事を心配するよりも「人間は必ず眠くなるように神様が作ってくれたのだから」と、とにかく神様を信じてお任せしてしまうほうが余程賢明である、と思うのですが如何でしょうか。

具体的には、こういう考え方

色々な考え事が頭を駆けめぐって眠れない時は、その事を考えずに何とか眠ろうなんて思わずに、徹底的に考えるようにしましょう。
その内に眠くなるはずです。

これといった考え事は無いのにとにかく寝れない時には、枕元に置いておいた本でも読んでみましょう。面白くない本であればあるほど、その内に眠りたくなります。

本を読むのが面倒な人は、枕元のラジオで通信講座を聴くなり、ミュージックプレーヤーでクラッシック音楽でも楽しみましょう。つまらないのでその内に自然に眠ります。

どうしても眠れない時は、寝床から起き上り、好きな本でも読みましょう。無理して眠る必要は有りませんから、とにかく眠くなるまでそうしていましょう。
眠くならなければ、朝まで起きていても構いません。
そして、朝が来たら朝日を浴びて、普段通りの生活に入りましょう。
もし、日中に眠気が襲ってきても、決して寝てはいけません。
そうすれば次の夜はぐっすりと眠ることが出来ます。

眠気を催す本でも読む

一旦眠りに就いたら、何も考えすにただぼんやりしていれば自然に睡眠に入ります。と言ってしまえばそれまでですが、もしそのような方ばかりなら、不眠症などという言葉もありませんね。

眠ろうとしても眠れない。
眠ろうとする事が却って気になって眠れない。

そんな時は、枕元に置いておいた本をペラペラとめくって見ては如何でしょうか。

誰しもが学校の授業中に眠気に襲われた経験をお持ちの事と思います。
眠ってはいけない授業なのにどうしても眠くなるのはどうしてでしょう。
眠気を催すほどつまらなかったから?
そうかもしれません。
それならば、眠くなったら、その授業で使用していた教科書を開いてみるのが一番効果的かも知れません。
というのは冗談ですが・・・
眠れない時は無理して「眠ろう眠ろう」とする必要はありません。
寝たままの姿勢で、枕元に用意しておいた本を読み始めて見るのも効果的な睡眠誘導法なのです。 実際に、ある程度の効果は有りますので、この方法をお使いの方も多いのです。

但し、読書そのものが目的では有りませんから、あまり明るくしないように、そして眠気が吹っ飛ぶような面白い本は避けて、頭をつかわずに気楽に読めるような本を選ぶ事が大切です。

本を読む明かりと紙の色
本をよむ明かりは、あまり明るくしないようにと言いましたが、明かりの色にも少し気を配って下さい。
人間は長い間太陽の元で活動して、暗くなったら松明やロウソクなどの灯火の元で休息をとってきました。 つまり、睡眠に適した明かりの色温度は灯火程度のものだという情報がDNAに書き込まれているのです。
流石に今の時代にロウソクの明かりで本をよむわけにもいきませんが、少なくとも太陽光に近い白色や昼白色ではなく白熱色のLED照明などを選ぶようにしたいものです。

それから、できれば本の紙も白いものよりはセピア色のほうが目に入る刺激がやわらぎますので良いでしょう。


トップに戻るボタン