日本では古くから肝臓に良い食べ物の代表格
日本人が大好きなカレーの色付けに使われているターメリックはこのウコンです。ですからカレーはウコン料理の一つとも言えるわけですが、最近では「ウコンの力」に代表される二日酔い対策アイテムとしてのほうが有名になっています。
さて、ウコンにも春ウコンと秋ウコンがあり、どちらも健康食材として知られていますが、肝臓に良いと言われるのはこの秋ウコン(前述のターメリックはこちら)の方です。
ウコンが二日酔いに効くというのは、ウコンに含まれるクルクミンというポリフェノールが肝臓のアルコールの分解解毒作用を高める効果があるからですが、このクルクミンの含有量が、春ウコンより秋ウコンの方がはるかに多いからなのです。
ウコンはカレーのように料理の香辛料として使うならいざしらず、そのままではあの特有の味や香りが邪魔をして例え健康のためとはいえ摂取しにくい食材です。
いきおい、甘味成分などを加えて液体飲料にしたり、錠剤や顆粒などにして飲みやすくした健康食品の方を利用される方がほとんどです。
有効成分のクルクミンだけを抽出したサプリメントもあり、含有量はこちらのほうがはるかに多いのですが、「あの強烈なウコンの味がする方が二日酔い対策には効果があるような気がする」というプラシーボ効果狙いの方には物足りない味かもしれません。