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健康食品について

抗酸化物質ピクノジェノールとは

抗ヒスタミン作用を持つ強力な抗酸化物質

ピクノジェノールはフランスの海岸に自生する松の皮から抽出された抗酸化物質の一つです。

本当は商品名(スイスのホーファーリサーチ社の登録商標)なので科学者などの間ではOPC(oligomeric procyanidins)と呼ばれていますが、ピクノジェノールの方が「味の素」や「バンドエイド」同様一般的によく使われているので、ここでは同様のものも含めてそう呼ぶことにします。

ピクノジェノールはその強い抗酸化作用によりフリーラジカル(活性酸素)を攻撃して無害化するため、血液や血管にまつわる病気(高血圧など)に効果があることが知られており、欧州ではむくみや浮腫の治療にも使われています。
その抗酸化作用はビタミンEの50倍(一説にはビタミンE の170倍、ビタミンCの340倍)とも言われています。
そのため、アンチエイジング(老化防止)は当然ながら、最近は美肌効果、生理痛や更年期障害の緩和などにも効果があるという実験が報告されています。

それとは別に、花粉症の薬としておなじみの抗ヒスタミン剤と同様にヒスタミンを放出する酵素の活動を抑える作用をもつことから、アレルギーの諸症状を緩和する事でも知られています。

抽出元である松の皮などは一般的に食用には供しないため、多量の服用について疑問視する向きもありますが、胃痛や胃もたれといった胃の不快感が稀に報告されているだけで大きな問題にはなっていません。というのは、 ピクノジェノールはカテキン、タクシフォリン、その他多くの有機酸を含有していますが、主成分はプロシアニジン(プロシアニジンについてはこちらが参考になります)であり、このプロシアニジンはカカオ、シナモン、ナッツ類、黒大豆など多くの食品に含有されているもので、これらの食品摂取で異常のなかった人はあまり問題にする必要もないと思われます。

ピクノジェノールと同じようにOPC(oligomeric procyanidins)を多く含みものに「ブドウの種エキス」がありますが、知名度も低く、入手性もあまり良くありません。


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