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東芝製ノートパソコンDynaBookを分解して熱暴走対策をしたら見事に復活した話

たびたびの熱暴走による突然のシャットダウンに耐えられなくなり5年間お世話になったDynaBookから新しくDELL製Inspiron 15に乗り換えた話を先日しました。
しばらく新パソコンを使いながら製品やソフトに不具合がないことを確かめ、無事に移行できたことを確認できたので、熱暴走を起こしたDynaBookを分解して熱対策を試みることにしました。

ノートパソコンを分解して何かを施すことはやはりリスクを伴いますので、できるだけ敬遠したいわけですが、今回は万一ダメになっても新パソコンに乗り換え済みなので安心して行うことができました。
対策は、冷却ファン部分の掃除とCPUグリスの塗り替えです。

分解については既に経験済みなので鼻歌まじりで

DynaBook(AZ-77TG)の分解は「HDDからSSDに交換」の項で紹介したようにすでに経験済みでしたので、楽勝でした。
まずはシャットダウン、その後裏返しにしてバッテリーを外します。


次に裏蓋を止めているビスをすべて外します。


光学ドライブを固定しているビスを外してドライブを引き抜き、そこに隠れているビスを外します。


あとはバキバキと裏蓋を剥がすだけです。


冷却ファンとCPU冷却板セットを外す

いよいよ今回目的とする熱対策をおこなう部品の取り外しにかかります。取り外すビスは合計8本です。


まずは両手で水道管を触って静電気対策をしてから、CPU冷却板を固定しているビス4本と冷却ファンカバーを固定しているビス4本を外します。




この二つは銅製の冷却管でつながっていますので、一緒に取り外します。
CPU冷却板の方はグリスが塗られていて硬いので、まずはそちらからゆっくり外して行くと銅管でつながっているCPUファンカバー(これに排気フィンがくっついています)も浮き上がりますから、あとは慎重に持ち上げて外します。



排気フィンにこびりついたホコリの塊にびっくり

ここに至ってびっくりしたのが排気フィンの内側にビッシリとこびりついたホコリの塊です。
これは外からでは見えませんので、こんなになっているとは思いもよりませんでした。これでは冷却ファンがいくらブンブン回っても冷えないはずです。熱暴走の元凶はまさしくこのホコリの塊でした。


さっそくミニ掃除機とダストブロアーを使ってクリーンアップ。



CPUグリスの塗替え

次にCPUグリスの塗り替えです。熱暴走の主犯は排気フィンのホコリだということはハッキリしましたので多分こちらの方はそんなに悪さをしていたとは思えません。グリスはかなり硬くなっていましたが完全に硬化しているわけではなくアルコールを含ませた不織布で簡単に拭き取ることができました。
念の為に購入しておいたグリスもせっかくなので適当に塗りつけてハイ終わり。


掃除をしてから元通りに組み立てます
せっかく分解したので、ダストブロアーで隅々までキレイにしてから、外した逆順で組み立てます。慎重に行っても20分ぐらいの作業でした。


完全に復活しました

さあ、熱対策した効果はあったでしょうか。
再起動してSpeccyというソフトでCPU温度を見てみると、なんと50〜60度の範囲で収まっています。(熱暴走を繰り返していたときはCPU温度が90度を超えていたので、かなり過酷な使い方をしていたことになります。)


しばらく作動させたあとも温度上昇はそれほどありませんし、そもそもブンブン回っていた冷却ファンの音がほとんど聞こえませんので、明らかに絶大な効果があったことがわかります。
最近は冷却ファンの音がするのが当たり前になっていたので、購入当初がこんなに静かなパソコンだったことを忘れていました。
放熱の良いスチール台を購入したり、底部に隙間を作り放熱を良くしたりという対策がなんの効果も無かったことや、専用のパソコン冷却台とか排気口に吸引式冷却装置を取り付けることまで検討していたことなどが本当にバカらしく思えます。

しかし、ここまでDynaBookが復活すると、なにもInspiron に買い換える必要は無かったわけです。まだ数年はバリバリ使えそうなDynaBookですので使いみちを考えてあげなければなりません。というか、実はInspironに完全移行できなかったソフトが下記のごとく三つありますので、そこでDynaBookの出番もあるかもしれません。
■ Microsoftオフィス(WPSオフィスに乗り換えたとはいえ必要になるかもしれない)
■ 東芝TVコネクトスイート(レグザでタイムシフト録画をしたものを見ることができる)
■ COREL VideoStudio+PaintShop(DL購入したときにインストールファイルを保存していなかった)

それにしても、こういう熱対策ができるとうい情報がなければ、もう壊れたものとして処分していたかもしれないことを思うと、インターネットのありがたみがつくづく分かります。


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