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東芝製ノートパソコンDynaBook(AZ-77TG)からDELL製Inspiron 15 5000 (5505) に買い替えた話

3年前にHDDからSSDに換装して快適に利用してきたDynaBookですが、最近すこし具合が悪くなってきたようで、購入後5年目ということも考えて新しいノートパソコンを購入しました。

問題は熱暴走による突然のダウン

DynaBookの動作にそれほどの不満はなかったのですが、昨夏の猛暑下で(初めてのことですが)突然熱暴走でダウンするようになりました。
室温が35度近くまで上がっていたせいもあったのでしょう。
排気口付近に手を当てたら熱くて火傷しそうなほどでしたので、突然プツンとダウンしたのはパソコンの安全機能が働いたので仕方がなかったのかもしれませんが、やはり作業中にプツンは困ります。
スチール製の台に乗せて更にアジャスターを入れて底部に空間を作りミニ扇風機の風を当ててなんとか乗り切ったのですが、ここにきてまだ冬だというのにまた熱暴走ダウンに見舞われましたので、ついに引退させる時期がきたのかと覚悟を決めたのでした。

そもそもこのDynaBookのCPUはCore i7-4720HQという消費電力47Wという高発熱タイプのものでしたので、すこし重い処理をさせると排気ファンがブンブン回る代物でした。
ノートパソコンの熱暴走対策ということで色々ググってみると、ファンの掃除とCPUグリスの塗り替えが効果的と出てきましたので、そういう対策を取ればもう少し延命できるような気もしましたが、パソコンの乗り換えは旧パソコンがまだ動作するうちに行ったほうが遥かに簡単ですので、完全にダウンする前に新パソコンを購入することにしたわけです。


選んだのはDELL製Inspiron 15 5000 (5505)

なぜこれを選んだのかを(自分の備忘録代わりも含めて)いろいろ述べてみたいと思います。

とはいっても一番の決めてはそのコストパフォマンスの高さです。

DynaBookの当時の購入価格が約13万円だったのに対して、今回のものは3年保証付きで6.5万円でしたので約半額です。後述するようにメモリとOffice互換ソフトを別に追加したので1万円ほど余分にかかりましたが、それでもこのコスパの高さは驚異的です。)

下の写真、奥がDynaBookで下がInspironです。


新パソコン選定時のポイント

まずはCPU
熱暴走に懲りたので、とにかく消費電力の少ないCPUを選びたいと思いました。といっても、ノートパソコン用はバッテリーの持続時間も重要なので基本的に15W程度のものが多いのです。前のCPUが17インチでもあり持ち運びよりは据え置き使いを想定したものだったので、あれは例外だったのでしょう。とにかく高性能だけを追求して高ワットのものを選ばないようにすれば良いだけです。 

ですから、消費電力は15W程度、性能は以前のものよりも上、そしてコスパの高いものを探しました。 そして選んだのがAMD Ryzen 5 4500UというCPUです。ベンチマークで比較すると40%程度高速になっています。

ディスプレイ
前は17インチサイズでしたので、次も17インチにしようと思っていましたが、どうも新しいノートパソコンはモバイル優先で小型化しているようで、17インチとなると選択肢がかなり限られてしまいます。DynaBookはもう17インチは生産していないようですし、17インチとなるとゲーミングノートが主戦場のようで、ゲームをしない私には過剰スペックです。LENOVOのIdeaPad Slim 350 17というのが良さそうだったのですが、CPUがAMD Ryzen 5 3500Uと今までのものよりも性能が劣るようなのでやめました。

ということで、選択範囲を15インチまで広げて検討することにしました。
もう一つ、ディスプレイについて言いたいのは、前のDynaBookが光沢タイプでとても見づらく反射防止フィルムをあとで貼り付けた経緯もあり、絶対に非光沢液晶にすることにしました。
光沢液晶を採用しているメーカーも数多くありますが、(店舗での見栄え以外に)使う側にどんなメリットがあるのか全くわかりません。

メモリ容量
DynaBookは16GBのメモリを積んでいました。これまでの使用状態をタスクマネージャーで時々チェックしていたのですが8GB以上を使うことはほとんど有りませんでした。それで8GBでも十分ではないかと思っていましたが、それでも今後のことを考えてメモリを拡張できるかどうかは重要なポイントでした。Inspiron 15 は増設用スロットが一つ空いていますので、もう一つメモリを買い足せばかんたんに16GBに拡張できます。(実際、購入後すぐに増設しましたが)

ストレージ容量
DynaBookは元々あった1TBのハイブリッドHDDから256GBSSDに換装してつかっており、データ保存用として外付けHDDを2台接続していますので、今度も256GBあれば十分と判断しました。
Inspiron 15は増設用にm.2SSDスロットが一つ空いていますので、容量が不足して来たと感じたら継ぎ足せば済むことになります。


光学ドライブ
最近はソフトのインストールもダウンロードがメインとなりましたし、映画やドラマもストリーミング配信を利用すれば済むので光学ドライブの必要性がかなり小さくなりました。そのせいもあって最近のノートパソコンではこれが非搭載となっている機種が大勢を占めており、必要な人は外付けの光学ドライブを後付するように変わってきました。私もDynaBookのドライブが不調なときに外付けドライブを購入していましたので、これは非搭載でなんの問題もありません。

外部入出力ポート
これについてはDELLのUSBポートが一つ減ったのと、有線LANポートが無くなったのが残念でした。
ただ、USBポートはハブを使えばいくらでも増やせますし、有線LANもUSBアダプタを使えばそれで事足りるのでそれほど大きな減点ポイントではありませんでした。

マイクロソフトOffice
DynaBookは標準でこれがプリインストールされていました。ワードやパワーポイントはそれほど使いませんが、エクセルだけはMac版だけしか無かった頃からずっと使い続けていましたので、これだけは外せないソフトです。しかし、これが付属するとなるとどうしても2〜3万高くなります。エクセルだけが必要なのにこれは高すぎます。そこで次のような色々な案を検討しました。

  1. プリインストール版は今回のようにパソコンを買い替えた場合に継続使用できないので、単品販売の永続版を購入する。これだと3万円くらいかかります。
  2. エクセルだけ永続版を購入する。これなら15,000円くらいです。
  3. ヤフオクなどで格安品を購入する。これはほとんど違法でリスクが高いので当然すぐに却下。
  4. 無料のLibreOfficeを使う。これはマイクロソフトOfficeとの互換性もあるのでちょっと試して見ましたが、やはりインターフェイスが見劣りするし互換精度も高くないので使いにくい、しかも、マクロが使えないので諦めました。
  5. 有料の互換性の高いOfficeを購入する。

実は以前キングソフトオフィスを使ったことがあり、その互換性と使い勝手の高さについてはよく知っていました。今はWPSOfficeと名前を変えていますが、これのGold Editionはマクロも使えて6,000円以内で購入できます。これまでに作ったマクロ入エクセルファイルが問題なく開くかどうかは大変疑問に思う面もありましたが、まあダメだったら本家を購入すれば済むことなのでダメ元で購入しました。
結果、オーライです。全く問題なくマクロも使えました。(まあ、私が組める程度の簡単なマクロだったからに違い有りませんが)
これでマイクロソフトOfficeの縛りから開放されるわけですが、これほど上手く真似させると本家も辛いですね。やはり本家ももう少し価格設定を見直すべきだと思います。そりゃあ昔は高くてもそれなりに価値があった製品でした。初めて購入したMAC版などは10万円以上したと思いますが、そのときはズシッと重みのある箱の中に分厚いマニュアル数冊とインストールCDが8枚ぐらい付いていて、インストールするのに1時間ぐらいかかったものです。今はダウンロードだけですからね。やはりOfficeで15,000円、エクセルだけなら7,000円ぐらいが妥当なのではないでしょうか。


新旧2つのノートパソコンの比較表を下に掲載しますので、どなたかのご参考になればさいわいです。



実際に使って見ての感想

とても快適に利用できています。とにかくファンの音がしないので大変静かですし、排気口付近の温度もそんなに上がりませんので、これなら酷暑も簡単に乗り切ってくれそうです。
それと、これにして良かったなと思ったのは外部ディスプレイでの解像度です。これまでYou Tubeを4K対応テレビにHDMI出力して見るときに4K映像だとカクついたり画像が鮮明でなかったりしていたのですが、本機では本当にキレイに出力されます。これだけでも機種変更した価値があると思えるほどです。

ちなみに遅い遅いと言われるDELLパソコンの納期ですが、DELLの公式オンラインストアから受注生産品を注文したのですが、受付後にオーダーステータスに表示された納期予定は50日後となっていました。しかし実際は14日後に出荷され、25日後に到着しました。


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