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商品使用レポート

オムロン(omron)
【 低周波治療器エレパルス HV-F128 】を使ってみました!

2014/4/25[掲載日]

家庭用低周波治療器を扱っているメーカーは主にオムロンとパナソニックの2社になろうかと思います。

基本的には皮膚の表面に電極パッドを複数貼り付けて、微弱な低周波電流を流すことにより、治療したい部位に刺激を与えるという機能を持ちます。

私は、かなり以前にパナソニック(当時はナショナルでしたが)の製品を使ったことがあり、整体院でも業務用の物で治療を受けたりしていましたので、どのような刺激かは既知のものですが、まだ使ったことのない方にはどんな刺激なのかピンとこないかもしれません。
もし、銭湯の電気風呂に入ったことの有る方であれば、「あれに近い感じ」と言えば分かりやすいかもしれません。
今回購入したきっかけも、スーパー銭湯の電気風呂で背中を中心に当ててみたところ、かなり凝りが改善されたので、気軽に使える家庭用の商品を再度試して見ようと、オムロン製エレパルスHV-F128を購入してみました。
これは、使い始めて3ヶ月後のレポートになります。

基本構成は本体と二つの電極パッド

商品の基本構成は、治療器本体と二つの電極パッド、付属品として、パッドを貼り付けて保管するためのプラスチック板と、全体を収納する布製ケースになります。

本体とパッドをとを結ぶコードの長さは、本体からコードの分岐部までが73センチ、分岐部からパッドまでが50センチとなっています。つまり、本体とパッドの距離は最大で120センチ程度、パッドとパッドの最大距離は100センチ程度ということになります。

このコードの長さは、実際に使ってみれば判りますが、長くも短くもない調度良い寸法設定だと思いますが、使い方に寄っては、もう少し長いほうが良い時もあります。
一度だけですが、パッドを背中に貼って椅子に深く腰を掛けた状態で、肘がコードに引っかかり、机の端に置いておいた本体が落ちてしまうという事が有りました。(なんとか故障もせずに済みましたが)

そんなわけで、今は椅子に腰掛けている姿勢で利用する時は、本体を衣類のポケットに入れるか、腰の後ろの隙間に置いておくようにしています。
もう少しコードが長ければ、そんな事をしないでも良いのですが、ポケットに入れて使う時などにはコードは短い方が良いでしょうし、今の長さも色々な試行錯誤の上で決まった数値なのでしょう。

説明画像1
本体とパッドの基本構成

電源は単4乾電池2本

電源は単4アルカリ乾電池を2本使用します。
製品にはお試し用として電池が付属していますので、購入後すぐに使うことが出来ます。

気になる電池寿命ですが、取扱説明書には一日15分の利用で約3ヶ月と記載されています。
実際に使う場合は、オートタイマーが作動する15分では短いので30分ぐらいは使用しますから、約1月半ぐらいで交換することになります。
私の場合は、使用する日は3,4回は使いますが、毎日使うわけでもないので、購入3ヶ月後の現在までに一回の交換で済んでいます。

説明画像2
本体と電源アダプタコード

パッドは専用のプラスチック板に貼り付けて保管する

パッドは表面に粘着性があり、肌に張り付くようになっていますが、しばらく利用していると、その粘着面にホコリ等がついて粘着性が低下してきます。
そうするとパッドが落ちやすい上に、肝心の導電性も低下して、強度ダイヤルをどんどん上げていっても当初の刺激が得られないようになります。

そうなったら、パッドの表面を軽く水洗い(その為にコードからパッドを外せるようになっています)して、ホコリ等を流し落とし、乾燥させると、ある程度は復元します。
取扱説明書では「30回使用してから水洗いするサイクル」を30回繰り返した辺りで、パッドを新しいものに交換するように書かれていますが、実際は30回も経たない内にかなり粘着性は低下します。
水洗いすれば多少は粘着性も復活しますが、元の状態までは戻りません。

このようにパッドの粘着面は非常に重要ですので、保管する時は専用のプラスチック板に貼り付けて保管する事になります。

説明画像3
専用のプラスチック板に貼り付けたパッド

パッドの寿命を延ばす? ジェルの塗布

先にも述べたように、パッドはあくまでも消耗品なので、性能が落ちてきたら新品と交換するように、説明書には記載されています。
メーカーお薦めのように、新品に交換するのが最良の方法ではありますが、交換用パッドの価格はこの商品全体の購入価格の半額程度しますので、結構割高感が有るのも事実です。
しかも、新品のパッドに交換しても、かなり早い段階で粘着性が落ちることを考え合わせると、どうしても他の(パッド寿命を延ばす)手段を考えたくなります。

そこで整体院で治療を受けた時に、ジェル状のものを皮膚に塗ってからパッドを貼り付けていたのを思い出し、パッド表面にジェルを塗ってみる事にしました。
メーカーはパッド表面に変なものを塗ってはいけないとしていますから、あくまでも自己責任で行うわけですが、肌に悪くなく、パッドにも悪くなさそうなものとしてジェルタイプの化粧水を選びました。
商品名は、メンズビオレ 浸透化粧水 濃厚ジェルタイプ

下の写真のごとく、パッドの真ん中に少し垂らして、薄く全体に伸ばします。
使った見たら、これが大変調子がいいんです。
肌への吸い付きもいいし、貼り付けた場所を少しずらすのも簡単だし、何よりも新品の時と同じくらいの電気刺激が得られます。
特に問題が起きない限り、当面この方法で、パッド寿命を延ばしながら使って行こうと思っています。(なにか有ったらいけないので他人様にはお薦めできませんが)

説明画像4
もみ玉カバーを開けた状態

凝りに対して劇的な効果はないが、使用感は上々

この3ヶ月、主に肩こりと腰痛の改善目的で使用してきた結果、
一言で言うと、劇的に改善が見られたという訳でも有りませんでした。
それはそうですね、整形外科、マッサージ、カイロプラクティック、鍼、柔道整復等々、いろいろなものに挑戦して来たのに、未だに改善しなかった症状がこれ一台で劇的に改善するわけが有りません。
でも、強度がツボにはまった時の気持ちの良さは他の機器には変えられない至福感があります。
睡眠前に使用していて、ついウトウトしてそのまま熟睡してしまったことが何度かあります。

実際に使用してみて、自分なりに気づいた点を以下に挙げます。

■ 「痛気持ち良い」と感じる強度にに調整するのが最も重要なポイント
■ 強くしすぎると筋肉痛になる事もあるので注意
■ パッドの粘着性を確保すること
■ 凝りなどは低い周波数「じっくりモード」を使う
■ 痛みをとるには高い周波数「すっきりモード」を使う


この製品自体は、低周波治療器の入門機としてよく出来ているし価格も安いと思うのですが、収納ケースが入れにくい上に格好悪いのと、やはりパッドやコードの収納が面倒くさいという改善要望点も有ります。それが改良されれば、もっともっと気軽に使える治療器になるはずです。
そういう意味では「コード巻き取り」と「パッド収納ケース」付のパナソニックEW6011PPなどは気になる存在ではありますが。

説明画像8
袋状の布製ケース

この商品の本サイト掲載ページはこちらです。


この商品 
交換用パッド 
パナソニックEW6011PP 


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