防犯ステッカーの効果
毎年秋の防犯運動や歳末特別警戒などの時期には街角のいたるところに防犯ポスターが貼られたり垂れ幕が設置されたりしていますが、あれがどれだけの防犯効果をあげているかと疑問に思う方も多いことでしょう。
確かにあの時期には掛け声だけではなくて実際に警察官等のパトロール人員や頻度も増えるので、どうやら一定の防犯効果が上がってるようです。
さて、それでは自宅に貼る防犯ステッカーはどの程度効果があるのでしょうか?
もちろん防犯ステッカーにもいろいろあります。ご存知「アルソック」や「セコム」といったセキュリティー専門会社のステッカーは良く見かけますね。あれはその警備会社のセキュリティーシステムを設置している証として貼られているわけなので、泥棒などは当然そういった家はターゲットにしたくないはずです。
もっとも、高額なセキュリティー費用を払ってまでガードしたい家なんだからお宝がいっぱいあるのだろうと、却って優先的に狙いを定める輩もいるかもしれませんが、一般的には防犯効果は高いとみてよいでしょう。
そういうセキュリティーシステムとは無縁の単なるステッカー(つまりダミー)はどうなんでしょう。侵入盗などはそんなものは馬鹿にして目もくれないのでしょうか。
ところがそうでもないようです。
どんな防犯ステッカーであっても、そういうものを貼っているということは「防犯意識が高い家」と判断されるわけですね。
実際にはどんな防犯対策をとっているかは知れないが少なくとも何も貼ってない家と比べたらそれなりの防犯意識はもっているんだろうと勝手に判断してくれるわけです。
彼らにとってはターゲット対象はいっぱいあるわけで、そのなかで最もローリスクハイリターン(危険が少なく報酬が多い)の家を選ぶわけですから、同じような家が二つあって一方にだけ防犯ステッカーが貼られていればそうでない家のほうに狙いを定めることでしょう。
まあ、「猛犬注意!」と同じような効果があるものと考えればよいのではないでしょうか。
市販の防犯ステッカー
いろいろなパターン、サイズ、カラーの物が販売されていますが、やはり赤色の反射タイプがよいと思います。
警備システム稼働中
いかにも警備会社のセキュリティーシステムに加入していそうなステッカーです。
猛犬注意
玄関前の壁や扉に貼っておけば、中には猛犬(実際はチワワや猫であっても)がいると思わせるステッカーです。