「白髪の太郎ちゃん」の最後にぼくは 歓楽の限りを尽くしたい と書いた
そしたら やっぱり ご主人からお咎めがあった
「そういう刹那的な快楽を求めるようでは立派な犬にはなれないぞ」との事
そりあ 美味しいご飯を貪り食うような刹那的な快楽も歓楽には違いないけど
歓楽ってのは もっともっとこの世の中の楽しいこと全部 っていう感じがするんだけど
歌舞伎町とか 宗右衛門町とか すすきのとか 錦三丁目だけじゃなくってさ
観劇とかコンサートとか競馬とか そういう文化的な楽しみも含めて
飲み打つ買うの三拍子も揃えちゃって
ついでに山海の珍味なんぞもぜ〜んぶ揃えちゃって
とにかく 楽しめるうちに楽しいことをやっておきたいということなんだけど
それじゃダメ?
それで立派な犬になれないんだったら 立派になんかならなくってもいいや
ほら 良く言うじゃない
時に及んではまさに勉励すべし 歳月犬を待たず
注)この世の生は短いので 楽しめる時に充分楽しみなさい 時は待ってはくれないよ
鼻息荒く こう言い放ったぼくに
ご主人はさみしく言った
「そうは言ってもね 君 先立つモノが無いんだけど・・・」
日本の3大随筆って知ってる?
方丈記と徒然草と枕草子なんだってさ。
犬の小学校で習ったかな?
で、随筆って何かというと、
とにかくなんでもいいんで、
ダラダラ書いたやつらしい。
それなら・・
てな訳で書いたのがコレ。
細かいことは気にしないでね。
なんてったって犬だから・・
じゃあね ワンワン!