といっても ぼくのことじゃないからね
むかし むかし 浦島は助けた亀に連れられて〜
ご存知 浦島の太郎ちゃんの物語
ぼくとおんなじ太郎ちゃんだから ちょっと親近感がある
この太郎ちゃん
子どもたちにいじめられていた亀を助けてやったお礼に
竜宮城という所に連れて行かれて歓楽の限りを尽すも
帰ってからおみやげに貰った玉手箱を開けた途端に白髪のおじいさんになっちゃた
という内容で 子供の絵本売り場にいけば必ず置いてある名作
犬の幼稚園にもあった
しかし この物語を絵本で見た時 ぼくにはかずかずの疑問が湧いた
亀がそのまま背中に載せて連れて行った というのが絵本に載っていたパターンだけど
しばらくしてから竜宮から若い女の人が迎えに来て船に乗って行くというのもある
亀の背中にのるにしろ 船で行くにしろ
海の底にある龍宮城に着く前に溺れて死んでしまうのでは というのが第一の疑問
この点を 幼稚園のとき 友達が先生に質問したことがあった
そのとき先生はニコニコしながら
「水の中でも溺れないように変身したんだよ」って言ってたけど
友達はだまされても ぼくはだまされない
第二の疑問は
竜宮城に来てみれば 絵にもかけない美しさ というのだけれど
ちゃんと 絵本には竜宮城が描いてあった という不思議
乙姫様の御馳走に〜タイやヒラメのの舞踊り という歌の文句に
「タイやヒラメのご馳走に 乙姫様の舞踊り」のほうがいいのに
という素朴な疑問が4番目
第5の疑問は
中からぱっと白煙〜たちまち太郎はお爺さん というように
「決して開けてはいけません」と言われた玉手箱を開けてしまった太郎ちゃん
開けちゃダメ ってのに 開けちゃったんだから 自業自得なんだけど
どうして乙姫様はそんな玉手箱をおみやげに持たしたんだろう
開けられないおみやげなんて おみやげの意味ないじゃん というのがそう
このようにこの物語には数々の疑問点があるにも関わらず
いまだに有害図書にも指定されずに 平気で書店でもAmazonでも売られている
まあ まあ これはお伽話なんだから そんな瑣末なことは気にしないほうがいいかも
なるほど
細かい事は気にしないで この物語がおしえてくれる教訓を探すことにしよう
◎ 苛められているからって
素性の分からないものをむやみに助けないこと
◎ 条件付きの好意は決して受けてはいけないこと
こんなんでいい?
でもぼくは 例え白髪のおじいさんになっちゃてもいいから 歓楽の限りを尽したい
日本の3大随筆って知ってる?
方丈記と徒然草と枕草子なんだってさ。
犬の小学校で習ったかな?
で、随筆って何かというと、
とにかくなんでもいいんで、
ダラダラ書いたやつらしい。
それなら・・
てな訳で書いたのがコレ。
細かいことは気にしないでね。
なんてったって犬だから・・
じゃあね ワンワン!