生まれて初めてヨーグルトを食べさせた貰った
まだ生まれて間もない頃に母犬からお乳をもらって以来
乳飲料などは牛乳さえ飲んだことは無い
そんなぼくに
何を思ってか ご主人がヨーグルトを指に着けて ぼくの眼前に付き出した
クンクン
「なんだこりゃ ちょっと酸っぱいから腐ってるんじゃないか」
と疑りながらも 取り敢えず ペロと一口舐めてみる
ん! 腐ってはなさそうだけど 微妙な味
ま もうちょっと探りをいれてみるか と ペロペロ
だんだん味に慣れてくると これが結構美味い
「もっと 頂戴」
このところの暑さに 少し食欲も落ちていたんだけど
このヨーグルト なんとも コクがあってしかも爽やかでもある
かすかに母乳のような懐かしさもある
調べてみると 乳酸菌が腸内を活性化してくれるのでお腹にもいいし
長寿国においては食卓に欠かせないものでもあるらしい
「なかなか いいね このヨーグルト これらも頂戴ね」
と ニコニコ顔でお願いするぼくに
ご主人はこう言った
「やっぱり 大丈夫だったか
賞味期限を10日も過ぎていたんで どうかなと思ったんだけど・・」
おいしいヨーグルトを食べて 爽やかな気持ちになりかけていたぼく
急になにやら 身体の中に暗雲が立ち込めてきた
それが腹中なのか胸中なのかは判らない
うれしくて やがて悲しき ヨーグルト
日本の3大随筆って知ってる?
方丈記と徒然草と枕草子なんだってさ。
犬の小学校で習ったかな?
で、随筆って何かというと、
とにかくなんでもいいんで、
ダラダラ書いたやつらしい。
それなら・・
てな訳で書いたのがコレ。
細かいことは気にしないでね。
なんてったって犬だから・・
じゃあね ワンワン!