本文へスキップ

紀州犬の早太郎が徒然なるままに書き綴る独り言

紀州犬・早太郎が作ったホームページは     こちら

パーの巻

亀ちゃんは大丈夫か?

ほくんちには ぼくより早くペットになったやつがいる
やつ といっては先輩に失礼だから・・ もの? ひと?じゃないし 御やつ でもねえ
とにかく その○○というのが亀 だから固有名詞は 亀ちゃん

この亀ちゃん 毎年この寒い時期になるとおネムの時間ということで 冬眠に入る
あの冬眠というのがどうしてもぼくには理解できないんだけど
とにかく 何も食べずに4ヶ月間は眠っている
ぼくは眠っていてもお腹が空くのに 亀ちゃんはただひたすら眠る
どこで眠るかと言うと バケツの中で眠る
バケツの底に砂をひいて腐葉土を入れ 水を入れて上にワラで蓋をする
ご主人が毎年11月の中頃になるとこの冬眠バケツをお家の中の一番寒い場所に置く
具体的な場所はぼくが外犬だから知るよしもないけど どうもこのバケツを抱えて階段を登り降りするらしく
この階段の登り降りが大変だと言うので 今年はバケツを屋外に設置することにしたらしい
これは ぼくのご主人の体力が落ちてきた証拠かもしれない
このぶんじゃ ぼくの毎朝の散歩も先行きが心配になってはくるけど
まあ それよりも まずは亀ちゃんのほうが心配になる

冬眠するには あまり暖かくなく かといって凍るほど冷たくもなく 
つまり摂氏0度から10度までぐらいの温度環境が望ましい らしい
ということでご主人 あのバケツが埋まるくらいの穴を地面に掘って
そのまま バケツごと生き埋めにして水が無くならないように網で蓋をしちゃった
そして 
嵐が吹かうが雪が降らうが 天には雲 地には争ひが絶えなからうが 
亀ちゃんは ずっと生き埋め状態のままなのだ

ぼくはやっぱり心配になってご主人にきいてみた
「ねえ ねえ 亀ちゃんさあ 大丈夫かなあ」

「うん! 亀か? 大丈夫だろう」
と どうも頼りない返事がかえってくる

「ときどきでも様子を見なくていいの?」
「様子を見るっていっても そっと上から見るだけじゃわからんだろ」
「だから ちょっと地面の上に出してあげて 動くかどうか確かめたら?」
「そんなことしたら せっかく眠ってるのに可哀想だろ?」
「そりゃそうだけど 心配にならないの?」
「赤子泣くとも蓋とるな  の心境だな」
なんかわけのわからないことを言ってるけど 一応は心配してるみたい

本当は亀ちゃんにもナースコールなんかをもたせて いざというときは呼び出しできるようにしてあげるのがいいんだろうけど
「もしもし早ちゃん ぼく亀ちゃん お腹すいた」
なんて言われても困るしね ぼくも
やっぱり 亀ちゃん呼ぶとも蓋とるな  か


いちごぶらんとさがった

   

トップに戻るボタン

随筆のイメージ

日本4大随筆のひとつ

日本の3大随筆って知ってる?
方丈記と徒然草と枕草子なんだってさ。
犬の小学校で習ったかな?
で、随筆って何かというと、
とにかくなんでもいいんで、
ダラダラ書いたやつらしい。
それなら・・ 
てな訳で書いたのがコレ。
細かいことは気にしないでね。
なんてったって犬だから・・
じゃあね  ワンワン!