昨日まで ぼくはひとりぼっちでお留守番
家族は みんなで旅行とやらに行っちゃった
ほんと つれない家族たち
こんなさみしがりやのぼくを ひとりぼっちにして出かけるなんてね
ゴハン?
自動給餌器ってやつで 一日一回 ご主人の声の録音で呼び出しがかかる
そうするとフタが開いて ゴハンが食べられるっていう代物なんだけど
そもそも今年のぼくは食欲が無いわけだから こんな物で食べられるかっちゅうの
水?
水は バケツに三杯満タンにしておいてくれたので なんら困ることはなかったけど
できることなら 毎日新鮮な水を飲みたかったなあ
散歩?
行けるわけ無いっしょ
やっと昨晩になって みんなが帰って来た
死んだふりでもしてやろうかと思っていたんだけど
しっぽが自然にフリフリしちゃうのはどうしても止められなかった
今朝は久しぶりに散歩もできたし
なぜが食欲もちょっとでてきた
しかし 世の中の犬たちも ひとりぼっちのお留守番をさせられてるんだろうか
今回は高校野球の準決勝や決勝を見てたから 少しは退屈しないで済んだけど
夕方に激しい雷雨になった時は ほんと ブルブルもんだったんだから
そんなこんなを今朝方 さんざんご主人に愚痴ってやった
そしたら なんて言ったと思う
「おまえが信頼出来るから留守番を頼んだんだぞ
なに! 信頼されてないほうがいいわけ?」
そうか ぼくは信頼されていたんだ だから留守番を任せてくれたんだ
思わず ぼくも叫んた
「トラスト・ミー」
で・・ お土産ってないの?
日本の3大随筆って知ってる?
方丈記と徒然草と枕草子なんだってさ。
犬の小学校で習ったかな?
で、随筆って何かというと、
とにかくなんでもいいんで、
ダラダラ書いたやつらしい。
それなら・・
てな訳で書いたのがコレ。
細かいことは気にしないでね。
なんてったって犬だから・・
じゃあね ワンワン!