パーの巻
抜け毛の季節
ぼくはせっかちである
やるべきことはさっさとやっておかないと不安になる性分なんだ
だから 犬の小学校では 夏休みの宿題も8月半ばには終わってた
という事で
春になれば生え変わる ぼくたちの毛
換毛の季節というらしいけど
どうせやるんなら早いほうがいい ということで
ぼくは今 抜け毛の真っ最中なのだ
家族は皆 「早太郎 これから寒くなるのに なにやってんの」 というけれど
正月が来ることを ほら 新春というじゃない
春になれば 換毛して夏の暑さに備えないとね
ご主人の頭みたいに「生え変わりもしないくせに 季節に関係なく抜ける」よりも
さっさと換毛したほうが よっぽどマシだと思うけどねえ
本当はあの抜け毛で 羽毛布団でも作って欲しいんだけど・・ 無理か
新春換毛既終盤 新春換毛 既に終盤
風散飛昇當如雪 風に散じ 飛昇するは當に雪の如し
家人莫案極寒来 家人 極寒来たりとも案ずる莫れ
稲藁床材敷此穴 稲藁床材 此穴に敷けり
日本4大随筆のひとつ
日本の３大随筆って知ってる？
方丈記と徒然草と枕草子なんだってさ。
犬の小学校で習ったかな？
で、随筆って何かというと、
とにかくなんでもいいんで、
ダラダラ書いたやつらしい。
それなら・・
てな訳で書いたのがコレ。
細かいことは気にしないでね。
なんてったって犬だから・・
じゃあね ワンワン！
