早太郎のひとりごと
怪談に出たい
夏の夜のミステリーといえば怪談だけど
ぼくはあんまり怪談は好きじゃない
だってあんまり犬が出てくるやつが無いんだもん
猫なんかは よく出演しているようだけど
どうして猫は怪談に似合うのに 犬はダメなんだろう
犬が怪談に不向きな理由を いろいろ考ええてみた
◎あんまり恐い顔ができない
(そんなことは無いんだよ 戦闘モードに入った時に顔にシワを寄せてうなる顔なんて そりゃ凄いんだから)
◎怨みを持たない性格だから
(そんなことはないんだよ 食べ物をもらえなかった時なんて すごく恨みを持つんだから)
◎鳴き声が元気過ぎる
(そんなことはないんだよ ワンワンだけじゃなくて ク〜ン ク〜ンもできるしね)
でもねえ
草木も眠る丑三つ時
どこからともなく流れてくる生暖かい風
行灯の明かりが揺らめきながら点滅し
かすかにふすまに映る犬の影
ク〜ン ク〜ン
「なんだ早太郎 また腹が減ったのか」
やっぱりダメか
日本の3大随筆って知ってる?
方丈記と徒然草と枕草子なんだってさ。
犬の小学校で習ったかな?
で、随筆って何かというと、
とにかくなんでもいいんで、
ダラダラ書いたやつらしい。
それなら・・
てな訳で書いたのがコレ。
細かいことは気にしないでね。
なんてったって犬だから・・
じゃあね ワンワン!